令和5年 山須原ダム 見学 その2


ゲートピアの間に架けられた管理橋に入らせてもらって
至近距離で額を愛でます。


でかっ!!

比較するものがないと大きさがわかりにくいと思いますがとにかく大きい。

参考に、2022年のwith Dam☆Nightダムオデッセイの時にお借りした写真。

一緒に写っているのは小人ではありません。


こんなに巨大なラジアルゲートをcm単位で動かす事が要求されるのが
ダムの操作なのでほんとに精度が命。
あ、強度も。


このゲートからは上流から流れてくる土砂混じり洪水期の水を
綺麗に海まで流す通砂が実施されるときに開きますので
エプロンには摩耗対策のダクタルパネルが敷き詰められています。


魚道を横から見たところです。
折返し魚道ではなく長ーい直線魚道です。


下流の狭窄部で木々が茂っている所と
岩盤がむき出しになっている所で
はっきりと境界線が形成されています。

古くから水量豊富で電源開発が行われてきた耳川です。
地形はどこまで水が来るかを教えてくれます。


4号ゲートのピアの上にもバトルメントです。
経年風格コンクリート色になってきたら
ますます素敵になりそうです。


4号ゲート以外ではゲートの向こうに湖面が見えました。
幸せ水位だったらいいな。


右岸までやってきました。
真横から見た堤体です。


ゲートの銘板です。1.2.3.5.6.7号のゲートはこのサイズ。


4号ゲートはこのサイズ。
高さも倍ちかいし桁違いの大きさです。


そして既設のゲートは油圧シリンダー式ではないので
天端レベルに巻き上げ機が並んでいるのです。


4号ゲートピアの上はこんな感じになっていました。


ゲートのアーム部などに出入りするときの扉も鋼製なのに
ちゃんとおそろいのバトルメントつけてもらってます。
細かい所まできっちりお洒落。


扉体がでっかすぎるのでほんとにこの油圧シリンダーで
開閉できるのかと心配になるほどコンパクト。


堤体の真ん中から見た下流側です。
あの高さまで水位が上がるんだなぁ…
そんなすごい川でずっとお仕事してきた堤体なんだなぁ…


ここで落とさないように取り出したのは
西郷ダムのサイクロピアンコンクリートに使われていた巨石で作られた
ぐい飲みです。

ふるさとの川に里帰りです。


落とすの怖かったので写真撮ってすぐカバンにしまいました。
宝物だから。


魚道も上から見せてもらいました。
お水たっぷりで幸せ。


これは右岸にある取水口の制水ゲートです。
水は下流にある山須原発電所に届けられます。