令和5年 小屋平ダム見学 その3

取水口の一番外側のスクリーンを支えるコンクリートの上は
通路になっているので貯水池にこの距離まで近づけます。
貯水池の水面にふわーっと広がっている一見、糠のように見えるこれは
無害な淡水プランクトンだそうです。
お天気よかったので増殖したんでしょうか。
昨日はすごい雨だったのですが。
アオコのような嫌なにおいなどは全然ありませんでした。
富栄養化で増殖する植物プランクトンとは別物のようです。

ただ、このプランクトンの塊がなければもっともっともっと
美しさが増しただろうになーという気持ちは否めません。
少しだけ残念。
でもこの美しい構造を見られるだけで至福♪

取水口の端に繋留されていたのは
なぜか木製の舟でした。
なぜ木製
なぜいまどき木製
しかも手漕ぎ
取水口を愛でさせてもらった後、ゲートハウスに移動します。

ゲートハウスに移動してきました。
入ってすぐびっくりしたのがこちらの神棚(?)
立山信仰?
不動明王が持っている護法の三鈷剣?
えっえっえっ
黒部川のダムは設備更新の時にこんなすごいものを奉納するの?

トラスの鉄骨には竣工時の年月日。

初代のゲートが田原製作所様のゲートであったことがここから解ります。

竣工時には田原製作所様のローリングゲートでしたが設備更新で
シェル構造ローラーゲートになりました。
現在の扉体は佐藤鉄工様の作品です。

斜めに引き上げるローリングゲートの戸溝を使って
斜めに引き上げるシェル構造ローラーゲートで更新されたのです。

トラス構造の外側には壁がありますので
吹き晒しではありません。
全部の通路は屋根付きの豪雪地帯。

続いてゲートハウスの上、堤頂に移動します。

トロッコ列車の軌道が見えました。
いつもあそこからいつか見られたら幸せだなと思っていた小屋平ダムの
ゲートピアの上にいます♪

先ほど見せて頂いた扇形の取水工。
作業用のジブクレーンも屋根の上にありますね。
軌道の上を移動して取水口に意地悪しに来た
流木の撤去などで活躍するのかと思います。

堤頂から見下ろした直下の様子。
びっくりするくらいスレンダーボディです。
今の重力式ダムから見たら信じられない薄さです。
薄くても問題ないのは施工と設計が素晴らしくて
この場所にぴったりだからでしょう。

気になっている右岸側の流木路と排砂路を
もっと近くで見たいと思ったのですが
蜂が近くに巣を作っているらしく警戒して
ホバリングして威嚇してきたのであきらめて退散しました。
しくしく。

堤頂から左岸を見るとトロッコ列車からは絶対に見えない部分に
こんなに複雑な構造があって色々な施設が配置されていることがわかります。