長安口ダム再開発 その2


長安口ダムのゲートピアにはかなり大きな表記で
このように1m刻みの目盛りがあります。
下流にある川口ダムもお揃いなのでこれは那賀川総合開発で
造られたダムの特徴かなと思っています。

実際、どれだけゲートが上がっているか目視で分かりやすいだろうと思います。


一番、左岸側にあるゲートはスキンプレートが逆向きでおいてありました。
多分これは点検用の角落としゲート。


黄緑色の塗装が綺麗で何枚もここで写真を撮ってしまいました。


堤体のすぐ横には短いトンネルが通っています。
その横には水利使用標識と建設時の概要記録記念碑。


長安第一トンネルの入り口に立つダムの親柱。
それではまるでトンネルを紹介しているような向きなんだが。


こちらが長安口ダム概要記録の碑です。

せっかく再開発したのだから
その再開発のスペックも並べて設置してほしいなと思ったり。

神戸市水道局様のダムは増設、嵩上げ、補修、全部銘板にして
現場展示してくれているので他のダムでもやってほしいなと
思うことしきり。


いや、新しく整備されたスペースにちゃんと再開発の概要説明はあるのです。
でも、初代の碑のような鋳鉄製の重厚な碑ではないからどうしても
最初は綺麗でも紫外線で経年劣化も早いと思うので…。


新しい説明板はともわかりやすくて詳しいデータが伝わるので
これはこれでとても嬉しいです。
両方あったらよいのにな。


現在地、左岸側管理所横駐車場。
右岸側展望台も新しく整備されたようです。


徳島県が造って国土交通省に移管された経緯など歴史も。
QRコードは今はもう当たり前なのかな。


再開発でカットされた堤体の一部がモニュメント展示されていました。


天端、人の通行は禁止になっていないので右岸に向かいます。


でもまずはこのあたりから堤体を愛でる。


このすーーっと滑らかに走る導流壁は大変色っぽいです♪
黄色っぽい水の跡の横に低水位放流バルブの出口が
少しだけ陰になって見えています。


先ほどスキンプレートが下流側を向いて置いてあった
角落としゲートと思しきゲートの兄弟が下流側にもありました。
長安口ダムのクレストゲートは縦長ローラーゲートなので
何枚も必要なのかと。


堤体の傍まで来てしばらく見とれていたのがこの再開発で魔改造された部分。

天端から減勢工まで続く高い導流壁…と言っていいと思うんですが
ちょっと他のダムで見る導流壁とレベルが違いすぎて思案してしまう。

導流壁の内側に段々があるのですが段が大きすぎるので
堤趾導流壁ではない様子。
ちょっとすべてが巨大すぎるのです。
巨大建造物見慣れているんですが
それでもこれはちょっと普通じゃないぞと感じるほどに。