立野ダム建設現場 見学 その4


仮締切の上から足元を見たところです。
鋼矢板でがっちり。

日本初の鋼矢板について
新潟県の大河津分水資料館で勉強してきた直後だったので
鋼矢板工法でどれだけ安全度が増して
現場の安心度も上がっただろうかと鋼矢板を見る目が変わりました。


で、鋼矢板でがっちり締切られた所は上に車で乗っても問題なし。
最初は橋の上だと思っていたので降りて驚きました。


仮締切の上から見た堤体方向です。
ここから堤体の方に歩いて移動です。


こちらが右岸。
節理が発達しています。


こちらは左岸。
こちらも節理が発達していますが岩の顔つきが違います。


地質はちーーーっとも勉強していないので分からないのですが
こっちの立野層と呼ばれるところは雑多な岩類の層で
ダム建設にとっては中々の難敵だそうです。


いよいよ打設しているブロックに近づいてきました。
わくわく。


展望台から見下ろしていた堤体中央下部の常用洪水吐呑口です。
立野ダムはゲートレスの流水型ダムですから
いつもここに白川と黒川からの水が流れていくということ。


左岸側を見ると堤体の形が吹きつけコンクリートの白さでばっちり分かりました。


右岸側は堤体以外の部分に保護ネットが張ってあるので
更によく分かります。


まさに打設最前線のブロックが目の前です。
貯水池側に斜めになっているここはフィレットです。


現場でとにかく気になったのがこの打設されたブロックの側面に
設けられているギザギザ。

工事現場見学で見てきた重力式ダムでこういうものは見た事がない。
自分がダム見学を始めて20年超えましたが世の中はすでに
重力式コンクリーダムは面状工法というのが世の中の標準になっていたのです。


このギザギザはキーと呼ばれます。

鍵を意味するキーと同じ。

前後左右の隣あったブロックとがっちり組み合わさってずれないように
各ブロックを一体化させる効果があります。


そして更にそのブロック一体化のために各ブロックの隙間に
ジョイントグラウトが行われます。


面状工法が標準化される前は重力式ダムの標準設計は柱状ブロック工法でしたから
各地の古いダムはみんなこんな手間暇かけて造られていたのだなぁと
色々な方向で感動。


保護ネットがかぶせられているアバットメント。


近づいてみると保護ネットの下にはさらにワイヤーで節理が悪さをしないように
きっちり押さえこみ対策がとられていました。