御母衣ダム放流(後) その2


ぷんぷんしていても仕方がないので
堤体の方に上がってきました。

普段はもっと下まで見えている取水棟。
凄く水位が高いです。


ELではなく利用水深を示す水位標。
現在の水位は60mです。


横越流式の洪水吐。
ここはもう使わないって聞いていたのに。
でもちゃんと使えるように整備されているから
放流したって問題ないわけです。

発電用のダムですから洪水吐からお水流すの勿体ないだけ。


取水塔と橋でつながっている大きなゲート支柱のある構造物が第一洪水吐。
第一洪水吐だけでも相当量の放流ができます。
ただ、第一を使うとスキージャンプを通らずにトンネルで吐きますが・・・。

御母衣発電所は最大使用水量130t/sです。
ダム湖も巨大で国内4位の3億7000万m3
(夕張シューパロダムが竣功したら5位になるけど)
少々の雨では吐かずに貯め込めます。

でも今年は8月になってから台風が二つも来たし
今回の豪雨の前にすでに水位が高かったのかもしれません。


目を引いたのがこの灌漑用水の取水口。
ここまで水没しているのを見たのは初めてかも。


堤体だわー
青空だわー
素敵だわー
と帽子を風に吹っ飛ばされそうになりながら天端に向かう。

と、キラキラ光る部分が目に飛び込んできました。



ええええええっ!!