建設技術展近畿2021 その3


突然自転車があったので自転車の方に目をとられましたが
ここで紹介したいのは足元のブロックの方です。


道路の端に設置されるブロックで境界を鮮明にしつつ
自転車のペダルが接触しにくいカーブをつけ
更に路肩に向けてたまりやすい雨水をブロック内臓の排水路で
速やかに吐くという、工夫がいっぱい詰まったブロックでした。

設置されているところがあちこちあるらしいので
また市街地を歩いて使用されているものを探そうと思います。


JFE様のブースでは鋼製砂防堰堤も展示されていましたが


このモバイルブリッジを記事で読んだ後だったので
とても気になって見ていました。

応急仮設橋は素晴らしいですが
架橋の速度ではこれが一番早い。
とんでもない速さで対岸と繋いでくれるので。


NEXCO西日本様のブースではどど〜んと
大変目立つこのパーツが仕事をアピール。


コックが並んでいます。

凄いパワーで道路を清掃してくれるアタッチメント。


実際の使用状況が見ていて楽しい!!
ごぉぉぉぉぉぉ!!!


泥混じりで大変な路面には水の高圧噴射もできるんです。
しゅばばばばば!!

これは気持ちいい。
めっちゃ綺麗になるのも気持ちいいけど
とにかくパワフルなのがものすごくスカッとする。
達成感も半端ないと思われます。


こちらは完成が待ち遠しい新名神のルートです。


その下にいたのが、この子。

玉ねぎ・・・にしてはなんか違うような・・・
「この子は…」
「しんめちゃんです」
「新芽…」
「新名神のしんめちゃんですっ♪」

しんめちゃんです…。


次に足が止まったのはこちらの日本基礎技術様のブース。


足が止まった理由はプロモーション動画に謎のアーチダムが出てきたから。

日本のアーチダム、実際に行った事はなくても写真では
全基確認している自分ですがこんなアーチダムは記憶にない。

隠れているのかもですがバルブらしきものがなく
堤体にはゲートレスクレスト3門のみ。
右岸側にトンネル
直下には堤体至近距離に道路があって減勢地を横断している。

キャットウォークの手すり塗装は目立たない色で
キャットウォークは4段設置されている。

3門のゲートレスで4本のキャットウォークというと
奥新冠ダムですがキャットウォークの走り方が違います。

どこの国のダムなのかとても気になります。


そしてこの日、一番喜んだのが飛島建設様のブースでした。


多機能ハンズフリーシステム e-Sense

現場で使われる業界用語でも聞きとって翻訳してくれるのです。
普段、“ネコ”と言えばふわふわにゃうにゃう吸うこともできる猫ですが
建設現場では一輪車の事です。
ねこぐるま。


そういう単語も含めてAIに学習させているので
スムーズに翻訳できるという。

AI翻訳を受け持ってくれているのはあのロゼッタ様。
自社の翻訳の力に絶対の自信があり
社内では母国語以外使わないという先進的な宣言をしたことで有名です。
語学に堪能な人が技術者として優れているとは限りません。
技術者が技術者として活躍できるように
言葉の壁をなくそうと頑張ってくれている超有名会社。

うう。
どんどん現場使われることでAIが学習して
もっともっと進化していくんだろうなと思うとうるっときてしまいました。


そして体験させてもらっている時に一番びっくりしたのはこれでした。


説明をしてくださっている方との距離が近いので
二人の言葉が混じっているところもありますが
ただ、話しているだけの言葉がどんどんテキスト化されていくのです。

これがと世の中のスタンダードになっていけば
もうわずらわしい書記の仕事がなくなる
しゃべるだけで記録される

AI翻訳とテキスト化、こんなに進んでいたんだ(感涙)。