建設技術展近畿2021 その2


次にやってきたのは西松建設様のブース。
ダムの展示あるかなと覗いたらなんかかわいい物がある。


OKIPPA

置きっぱ。

置きっぱなしで何をしてくれるのかというと…


傾斜計
伸縮計
温度計
それらのデータを自動で送信してくれる装置です。

今までは現場まで行って測定値を目視しなくてはならなかった観測値。
場所によってはもうとんでもなく道のりが大変な所もありました。


それをしなくてよい様に開発されたこの機械。
数年持つ電池駆動だそうです。
電源確保しなくて大丈夫。
現場で実際に活躍していた子も展示されていました。


と、マイドームなら一つ下の階に移動という流れですが
ぺたんこで広いインテックスですので隣のエリアに移動。
順路で示されているように進んでいきます。


ふと目に入ったのが立派な釣竿。
なんでこんなところに釣竿が…?
ラインドローン??


説明動画を見ていると
建物の壁などに至近距離でUAVを飛ばすというのはとても危険なのです。
ぶつかる危険もあるし風にあおられてバランスをとるのが難しいので。

なのでラインをあらかじめ張っておいてずれないようにコースを決めて
UAVを操作して高解像度画像を撮影して診断に役立てる作戦。

古典的手法がデジタルを凌駕している感がとても良いです。


今年もボンドが頑張っていましたコニシ様のブース。


前を通った時に一体これは何なのか
さっぱりちっともわからなかったのが
FKK極東鋼弦コンクリート振興株式会社様のブース。

フライパンが置いてある様に見えたので。


なんとこれはフライパンでクレープ記事を焼いているわけではなく
なんとなんと、水の力を利用したジャッキだったのです。


東京駅の免震工事にも使用されたそうです。

薄い形状なので地震や水害で落橋には至らなくても
桁がずれた橋の支承交換する際なんかにとても活躍するそうです。

大きなものを浮かせる時は何個も連結していく事もできるとか。
空間が狭いところのジャッキアップを担う技術なんですねー。
すごいな〜。
水の力凄いな〜。


そして幟を見たら脊髄反射で撮る。
みんな大好きアジア航測様。


赤色立体地図素晴らしい。
航空写真でただの森にしか見えないところが
アジア航測様の手にかかれば
こんな遺跡が隠れているのもばっちりみえるという。


こちらはJR西日本の現場で活躍中の観測機器です。
レイリス君というそうです。


続いてやってきましたのは大阪狭山市博物館様のブース。
土木遺産展のPRがされていました。


こんどは舗装だっ!!
これはすごいな。
道愛好家がたくさん来てほしいな。
トンネル展がもろにCOVID-19で残念だったから
今度こそ賑わいが戻ってほしいなっ!


人もいなくて地味にひっそり展示されていたのは
国土技術開発賞の受賞作品のポスター。


凄いのありました。
水資源機構様の
「ダム防災訓練シミュレーター」の開発。


やりたい人が絶対いるはず。
複数のダム仲間の顔が思い浮かぶ。


もうひとつ凄いなと思ったのはこちらの消雪パイプのクリーニング技術。
あんな細い管でも綺麗に出来るのは素晴らしい。

雪国で消雪パイプは間違いなく冬場の最重要設備なのですから。