尼ロック 見学 その3


まずは事務所の方に行かねばと建物を回り込んだときに
横にあるロックゲートが動いているのに気付きました。


えっ
ええっ
い、いきなり到着するなり
稼働しているところ見られるなんてっ
ラッキーだっ!!


海側のセクターゲートが閉まっていきます。


ぴったり閉まりました。


反対側、運河川のゲートがゆっくり開いていきます。


全部開いたのを待って二隻の船が運河に進んで行きました。

おおおお
帝都では近くに行くこともできなかったセクターゲートを
いきなり至近距離で動いているところ見られた〜
よかったぁぁ

と、興奮冷めやらぬまま
コントロールセンターのインターホンを押しました。


道中の案内標識にも描かれていたこのキャラは
キャプテン・尼ロックだそうです。
それでアイパッチのデザインだったのね…。


展示室に通して頂きモニター類の電源を全部オンにして
自由に見てくださいねと職員の方が放牧してくださいました。

まずは尼ロックこと尼崎閘門の概要を映像で学習します。


尼崎閘門は国内最大級の閘門なんだそうです。
何を持って最大級なのか
水位差なのか扉体の大きさなのか
映像を見ていると、純粋に閘室が巨大でした。

そうとう大きな船を行き来させることができるから
国内最大級なのですね。


でっかっ!!
ぎりぎりっ!!
こんなにでっかい船も通れるってすごいな。


横倒しのラジアルゲートと認識しているセクターゲート。
マイターゲートより剛性が高い印象です。
ゲートの作り自体がごっついし。


運河と海の水位を調節するポンプ場。
高潮を防ぐためにゲートを締め切った時、運河の水を海に排水します。


T1821(平成30年台風21号)では大変な高潮が発生しました。
でも尼崎も大阪も、とんでもなく潮位は上がったけれど
浸水被害は防ぐ事が出来ました。
長年整備されてきた防潮堤、水門、陸閘、排水機場が役目を全うしたのです。


高潮の発生をわかりやすく図で説明しているパネルです。

神戸の波止場などで浸水被害が出たところはありましたが
既往最大を記録したところもたくさんあったT1821の高潮で
被害が少なかったのは素晴らしいことです。

関空浸水と孤立はまぁ、別として。