富栖の里 その1
2025/6/21 更新
令和6年晩秋、一通のメールが届きました。
姫路市を拠点に防災教育事業を始め
映画・映像、イベント企画・運営web制作等
様々な事業を手がけるJUGEMCOMPANYの方から
「富栖鉱山跡地で営業している坑道ラドン浴場を舞台にした映画に
富栖鉱山の写真データを貸してください」
という内容でした。
写真を映画に使うかもしれないということで
メールを何度も読み返し
うーん…と唸っていました。
うーん
うーん
あかんような…
めっちゃ期待外れでがっかりさせるだけのような…
というのはNikonD50を使うようになってからの写真なら
まだ何とかなるかもですが自分が富栖鉱山を訪問して撮った写真は
デジカメが世に出て間もない頃で一枚の画素数が100~150kb時代の
今の高画素カメラ画像とは比較にならないほどの低画素低解像度だったのです。
こんなのとか
今のカメラから考えられない品質
サムネイルでなくてこれでフルサイズという…
おそるおそるHDの中のデータを確認して写真加工ソフトで
高解像度に加工しても元が元なので鮮明になるわけでもなく
こらあかんわ…と焦りつつ、ご期待には沿えないと思いますが
それでもよいなら何ぼでも使ってくださいとデータをお送りしました。
◆
年が明けて令和7年二月。
今季最強寒波が二回目の襲来。
最強が二回ってずるい。
この二月は月初めから雪の金沢に行ったり雪の南丹市に行ったり
あまりにも道路状況が危なくて行く予定を中止した場所もあり
雪に振り回される二月でした。
映画「ラドンの奇跡」のモデルになった
富栖の里
に是非、来てくださいという連絡を頂いて
凍結と積雪を心配して毎日、国道ライブカメラや
気象庁の情報チェックを欠かさず準備しました。
当日、運よく前日までに寒気が抜けてぽかぽかしていたので
まずこれは大丈夫だろうと安心して姫路入り。
中国道の安富SAで見つけた観光イラスト地図です。
安富ダムと富栖の里が載っていました。
説明文もばっちりです。
ということで凍結の心配をせず、まずやってきたのは安富ダム。
安富と言えばこのオリフィス。
安富ダム湖の右岸を進むと看板が出てきました。
ここからすぐです。
道路の勾配はそこそこきついですが雪は路肩によけてあるし
凍結していないので余裕♪
到着しました。