住友大阪セメント・多賀鉱山見学 その1
滋賀県の多賀町は石灰岩の豊富な土地です。
同町内には鍾乳洞、風穴、カルストやドリーネといった
石灰岩の大地にしかみられない景勝地があります。
そんな多賀町に「住友大阪セメント・多賀鉱山」という鉱山が
あると聞きました。それも全く違う場所に2箇所。
どうしてどっちも同じ名前なのか理解に苦しみました。
明延鉱山のように非常に範囲が広い為に鉱区別で名称が
つけられているというなら判るのですが。
登山地図で調べてみると、双方別の名称だったりしました(???)
とりあえず現地に行ってみる事にします。
東の方にある石灰岩採掘現場には山肌にきちんと
「住友大阪セメント(株)多賀鉱山」と書かれています。
この看板の後ろの山に道が続いていてその上が採掘現場のようです。
運搬車の通りも激しい川沿いの道は石灰岩の破砕された破片が更に
ダンプカーのタイヤで粉々にされて白くなっています。
その道をとことこ進みました。
対岸に石灰の貯鉱プラントらしきものが見えてきました。
作業中らしく、重機の音が耳に届きます。
対岸に渡ろうとすると立ち入り禁止の看板です。
発破作業に重機が動いている現場なのですから当然ですね。
とりあえず対岸からお姿を見る事にします。
対岸の道は旧道で、現在はトンネルが出来てショートカットできる為
廃道になっていました。
石灰岩の山を掘り返すでっかいショベルカーのアームが見えています。
そのショベルカーの頭上に見えるのは原石山からのコンベアです。
上で掘った岩をここに運んでくる為のものです。
そして中継点のここからダンプカーに積み込んで
別の貯鉱場か加工工場に運ばれていくわけです。