曽木発電所遺構 その3


制水門の下を流れていく水。
この日は朝からよく晴れて水量も多く
とても良い見学日和でした。


あまりお客さんは来ていませんでしたが
散策路がこのように整備されていますので
現地で説明板を見つけて歩きまわればすぐ見つかるはず。


そして曽木の滝の大瀑布。

大迫力。
川幅も広いしすごく見ごたえのある滝です。


川幅が広すぎて一枚の写真に収められませんでした。左岸側。


こちらが右岸側。
今は水を分けている中央の岩の部分も
上流に大量の降雨があれば沈みます。


右岸側のアップ。
制水門と水路部分。


巨石が広い川を覆っています。
ここも阿蘇山の溶岩でできた岩が
長い年月を経て川となりクラウンが崩れて
このような姿になってきたのかなと見ていました。


そして右岸散策路から対岸に目を引くものを発見。


国土交通省のCCTVカメラです。


振り返るとこの風景。

これは…
平成18年7月豪雨の時に
凄まじい映像を記録していたあのCCTVカメラだ…


鶴田ダムが但し書き操作をしなくてはならない程に押し寄せた水
155時間50分に及ぶ洪水調節
ライフラインと通信が途絶えた管理所

ここに来る前に鶴田ダム管理所で記録映像を見せていただいていたので
現場で美しい風景を前に鳥肌が立っていました。


豊富な水をエネルギーに変えるために
長く頑張ってきた発電所。

名勝・曽木の滝や鶴田ダムに行った時には少し時間を多めに取って
いろいろな思いが去来するかもしれない
この場所にも行ってほしいと思った曽木発電所遺構でした。