小串鉱山見学 その1

『いかにも温泉らしい温泉』

自分にとってそれはどんな温泉かといえば“ 硫黄臭い温泉 ”です。
硫黄の匂いが鼻に残ってさぁ大変、
頭を洗ったらしばらくずっと硫黄臭と同行する
というくらいの温泉が 最も『温泉らしい温泉』だと思っています。
それはやはり国内でも屈指の名湯「草津温泉」のイメージが強い為と思われます。

草津温泉のある群馬県と長野県の県境。
そこに国内有数の硫黄鉱山の遺構があるということでやってきました。



長野県側から鉱山跡へ続く道には『行止まり』と記されています。
地図を確認するとこの分岐から鉱山跡までは4km弱の距離です。

小雨降りしきる中、ゆっくり車を進めると霧の中に鉄塔が影のように現れました。


架空索道の為の鉄塔です。
小串硫黄鉱山でいちばん有名なオブジェです。


ここは山の天辺です。
立ち入り禁止となっています。


霧の流れる速度がとても速いのでしばらく霧が晴れるのを待っていましたが
中々綺麗には晴れてくれません。
道はここで行き止まりになっていて車で進む事はできません。
そして立ち入り禁止になっているので道路から鉱山があった斜面に対しては
立ち入り禁止を示すロープが一本だけ張られています。


群馬側を見下ろせるところに進みました。
幾重にも折り返す斜面の道が見えます。
鉱山施設はこの道をずっと下った先にあるのです。


下草の緑が全く見えない赤茶けたエリアが見えました。
このあたりが小串の中心部です。