春日鉱山 中山抗見学 その3


藪の中に鎮座するトロッコがありました。
勿論、鉱石はその中に残っていませんでした。


建物がありました。
引き戸がありました。破壊されている様子はありません。
戸を開けようかと思いましたが足元が水溜りでぐちゃぐちゃでした。
グリップ力皆無の靴を履いていたので滑るのが怖くて引き戸を
力任せにあけようという気持になれませんでした。


横を回っていくとガラスが割れてしまった窓がありました。
中に何かが整然と並ぶ棚が見えます。


割れた窓のすぐ横にあったのは、坑内で使うキャップランプの
バッテリー充電のホルダーでした。


坑内に入る方が腰のベルトに差しているバッテリーです。
元々はきちんと並べられていたのだと思いますが散らばり方を見ると
狼藉者に荒らされたのであろう気配が漂っていました。