犬上亜炭鉱見学 その4

 
中に進むと腐葉土でふかふかです。石組みの建物などは全然見当たりませんでした。
ぼこっと地面に穴があいています。でも坑口ではないような.....。


少し奥にありました。縦抗跡です。写真悪すぎますが。
周囲ががりがり削られた跡がしっかりついています。


自然に帰っています。
地方の小さな鉱山は皆こんな風に跡形も無く消えていくのでしょう。
巨大な建物も持たず、静かに姿を隠すようにひっそりと緑にカモフラージュされていく。
精錬の煙害も無く、周囲の林や土壌を回復不能なまでに痛めつける事も無く。


鉱山関係廃屋群の前にはこんな鳥居がありました。奥に小さな祠が奉ってありました。
間伐材で組まれたようなほっそりとした鳥居は炭鉱跡が姿を消すまで立ちつづける事は
到底出来そうに無い弱さでした。



亜炭鉱跡からかつて栄えていたであろう施設を見ます。
人の居ない昼下がり、ここを訪れる人は本当に少なくなってしまったのでしょう。