大久野島 見学 その9

砲台跡広場は季節のせいで寒々しい光景でした。
夏に見たらさぞ、蒸し蒸しと暑苦しいほどの草に
覆われているかと思います。
「先輩...ウサギいませんよねー」
「意外におらんものじゃのー」
「ウサギ、見るまでその人参、かばんに入れといたらどないです?」
「何を言うか。ウサギと遭遇した時の印象が違うだろうっ!」

馬鹿な会話を交わしながらてくてく進んで北西側の海岸迄来ました。
見上げると島の中央にそびえる大鉄塔です。
「ウサギやっ!」
「ど、どこですかっ」
「貴様、あれが見えんのかっ。あそこの藪からこっそりひっそり
私の手にしているこの人参に熱い眼差しを向けている
あのラブリーなふわふわがっ」
「....あ。」
「逃げた...」
うーむむ..北側のウサギは警戒心がなかなか強いようです。

そしてたどり着いたのが
長浦貯蔵庫跡です。

島内の目玉の遺構です。
発電所跡のほうが圧倒的に大きいのですが遺構として
歴史的な意味が大きいと判断されるのはこちらの様で
観光客用の説明板と柵が設置されています。

環境庁が設置した説明板はまだ新しいです。
広島県でなく環境庁が設置しているのがなんだか意味深です。
島の北西の海岸は護岸され公園のような遊歩道として
整備されています。訪れた日にも測量をする技師の方が
至近距離の海岸線で仕事をされていました。
その為、この中には入ることはできませんでした。