防波堤の中で その8

甲板から石炭をたくさん積んでいた船倉を覗きます。
ここは船の真中の大きな船倉。

これは船室の下の船倉です。
鉄のパーツが水に沈んでいます。
ここには何を積んでいたのでしょう。

船室に伸びた草が水の上に影を落としています。

ここに水が溜まって
ここに水鏡が出来て
屋根が無くなって
空だけを映すようになってから
60年近く経ちました。

防波堤の無かった港に据え付けられたコンクリート船。
こんなに綺麗に船の形を留めているのは珍しいという事です。
他にも防波堤として使われたコンクリート船は在るそうですが
いずれも原型が崩れたり改修で形を失っていたりしている事が多いそうです。
この事で、武智丸がどれだけ良い材料で
どれだけ素晴らしい設計をされていたのかが伺われると思います。