廃貯水池 2
藻が生えていませんでした。
水深はかなりあるのでしょう。
そして魚影がありませんでした。
まだ寒かったせいなのかここには魚が住めないのか
それは判然としません。
縁をとことこすすんで取水塔にやってきました。
こんな取水塔に近づいたのは初めてです。
よくよく見ると素敵なレンガ造りです。
左右の鉄製のポールは何の役目を持っていたのか考えますが判りません。
棄てられた貯水池の取水塔。
中はどんな風になっているのか興味津々で近づきます。
覗いて吃驚!
形が残っていました。
はしごが錆びて壁から浮いてぶらぶらになっていましたが予想よりしっかりしています。
崩れて中まで水が来ているかと思っていたのですがしっかり空間が維持されていました。
底には取水口からのパイプが見えています。
そんなに物凄く古いものではないようです。
点検でここに降りていた人が訪れなくなってどのくらい経つのでしょう。
煉瓦とモルタルで作られた取水塔。
ここから取った水は鉄道でどんな用途で使われていたのでしょうか。
蒸気機関車の水だったのでしょうか。
鉄道に詳しくない自分には全てが想像の世界です。