イワス・原石山 見学 その2


ゲートを過ぎてすぐ原石山の山肌が視界一杯に飛び込んできました!

これこれ!この風景!
荒涼としてなお、春風の遊び場と化しているこの広い山頂の平原!

ここに来たかったんや〜!!

「あの端のところに鍾乳洞があるんや」
「あの茶色になっているところですか?」
「そうそう。わしらが発破掛けたときに出てきたんや。
鍾乳石とかはもうあらかた採られてなくなっとるんやけどな。」
「おぉ!採り放題なのですねっ」
「わしらはここで休憩しとるから採っといで。」


こちらが発破で切り崩していた区画です。
下に移っている木は樹高6mはあるかという立派な木です。
端っこの低いところでこの高さ。


鍾乳洞は半ば埋もれかけていますが近づくと足元にごろごろと
石英が...。層状になったものの中に水晶がっ!!

は、反則やぁぁ。手が震えてもう夢中!
氷砂糖のような結晶採り放題。
その中にはガラスと見まごうほどの透明度の物もあります。

「わしらはもう引き上げるから気をつけて帰りや」
遠くから大きな声で案内してくださったご夫妻が仰っています。
「ま、待ってください。せめて記念写真をっ(汗)」

普段ならこんなことしないのですがあまりにも嬉しかったので
並んで記念写真をとってもらいました♪

重ね重ねお礼を述べてお別れしました。


発破を掛けていた区画から南に移るとベンチカットへの変更区画になります。
かなり崩れていて、なだらかになってきています。


右端の方に残っている段はベンチカット方式の名残です。

この原石山は昭和33年に開発がはじまり72haの敷地をもっています。
昭和34年に操業開始で当時は東亜セメントの経営でした。
その後、昭和39年に野沢セメントになり昭和41年より住友大阪セメントの
所有になった場所です。