秩父鉱山見学 その9


ぼろぼろになった木造社宅の前にある
昭和の時代になってから建てられたであろう近代的になった社宅。
多くは空家ですがお住まいの方もいらっしゃいます。

川に沿って道路を更に上流に進みます。


右岸に建造時期が異なる社宅群が見え始めました。
地図ではこの写真の左あたりに病院や『赤岩文化会館』が
在ったようなのですが見つけられません。

川原に下りて見ました。


作られた当時からこんなに川面に近い場所にあったのか
地盤が緩んで建物ごと落ちてしまったのか
護岸してあったのにそれを失ったのか

理由はわかりませんが川面に近いこの一棟は土台を失っています。
基礎が見えません。


川が増水した時にごっそりと抉り取られた足元の土。
ついでに持っていかれた床。
畳が抜けた床から外に落ち込んでいる状態です。

建物の場所もなぜこんな風に壊れたのかも解かりませんが
鉱山の最盛期に多くの社宅を確保する為に平地を作り
増殖させていった為に古くからある社宅より
立地の悪い場所に造ったためにこうなったのでしょう。

山に降った大量の雨はこの急峻な谷川の水位を一瞬にして
増やすであろうことは想像に難くありません。

そんな危ない場所に造った一棟は古い建物を撤去する
費用が無かったからではなく、人が増えたから仕方なく
そんな場所に作ったように私には見えました。


更に進むとまた橋があって川を渡ります。
社宅の集中しているエリアです。
綺麗な建物が見えました。
小倉沢の『丹岫寮』です。