別子銅山 端出場 見学 その1

日本で四大銅山といえば、足尾、別子、小坂、日立です。
財閥の基礎となった鉱山であり、鉱害を受けた土地であり、
克服する為に様々な手段を経験した場所の名前でもあります。

2002年4月、ゴールデンウィークに以前から行きたかった
別子銅山に向かいました。

住友の城下町、住友王国領土などとよく言われる新居浜市は
住友が別子銅山で小さな村から四国有数の工業都市へ発展
させた歴史のある都市です。
銅精錬の鉱害を克服した住友。
鉱害保証をきちんと行なっている住友。
銅精錬で伐採された木を最も早く復活させるべく植林を行なった住友。

クリーンイメージを大事にする住友がどう頑張ってきたのか
現在の山はどうなっているのか大変興味がありました。


夜中2時に家を出ました。満月に少し足りない月が明け方の
青い光の中に溶けそうになる頃、新居浜のICを降りる事ができました。
新居浜ICで「別子銅山に行きたいんですけど」と申し出ると料金所の方が
『マイントピア別子』の地図、『新居浜市街地地図』、『観光地図』をくれました。


山根公園という公園の前の交差点から川沿いに進む事になります。
この横に大山積神社と住友の「別子銅山記念館」があります。


この背景の建物が別子銅山記念館です。
神社の境内にある様子なので面食らいますが元々、山根精錬所の跡地利用
だそうです。時間が早すぎますから見学は後回しです。


記念館の前には往時の車両が展示されています。
『別子一号』の、住友マークをご覧下さい。


山のほうにどんどん登っていくと『マイントピア別子』に到着です。
道の駅でもあります。
ここは現在、『マイントピア別子・端出場ゾーン』になっています。
最近『マイントピア別子・東平ゾーン』というのが出来たからです。


広い広いパーキングの横に端出場駅跡かなと思った大きな遺構があります。
説明板が無いので予測になってしまいますが..。