明延鉱山 大仙選鉱場 その4


大仙選鉱場は神子畑選鉱場に比べると急勾配で狭く感じられます。
しかし各地に残る多くの鉱山の選鉱場はこれよりも
ずっと小さい規模のところが当たり前です。
そのため、全てがとても立派に残っているように感じました。


キャップランプ充電場と書かれた表札が残っています。

通路には落ちた窓や倒れた柵、はがれたトタンが散乱しています。


木製のロッカーが並ぶ部屋にはヘルメットの影もありました。


隣にはベンチが置かれた部屋もありました。
床に踏み出し荷重をかけると乾いた軋みが耳に届きます。


足元に散乱しているトタンは上層から落ちてきたものでしょう。
建物はどんどん崩壊が進んでいます。