吾妻鉱山 見学 その1
温泉で全国的に有名な群馬県の草津。
硫黄の香りが漂う温泉らしい温泉です。
温泉の成分としても重要な硫黄。
その硫黄を採掘していた鉱山跡がこの周辺にはいくつか残っています。
小雨の中、車を走らせていると山から吹き上がる煙が見えます。
温泉客をたくさん乗せた観光バスの合間から抜け出して見に行きます。
山からの水路に流れてくる水にも硫黄の匂いです。
地図を見ると少し離れた場所に『吾妻硫黄鉱山跡』と記されています。
地元の方を探してしばらく周辺の道路を走りました。
地形から見てこの当たりだろうと目をつけたところには
ドライブインのような観光スポットがありました。
そこで勤めておられた女性に鉱山跡は何処ですかと尋ねました。
「鉱山の建物は残ってないと思うんですけど小学校が残っていますよ。」
「小学校ですか?」
「こっちから見えますよ。体育館ですけどね。」
建物のベランダからその方が指し示してくれた場所には体育館という建物の屋根が見えました。
その方向を目指してきた道を戻っていくと脇道を見つけることが出来ました。
細い鎖とバリケードでふさがれた道です。
アスファルトは綺麗です。
車を停めて徒歩で進む事にしました。
道路の右手に古い建物がいくつかあったので藪を覗くと石碑が見えました。