ワンダーラボ その3


神通川の堤防をてくてく歩いたあと、ワンダーラボにやってきました。
開館時間前なのでエスカレーターで立っていたら
保育園か幼稚園かわかりませんが可愛いお子様たちがたくさん
先生に引率されてやってきました。

電気を学べる科学博物館ではありますが
小さい子にも楽しい場所として認識されているようです。


エスカレーターが動き出しましたので一番乗りで入ります。


エントランスのカウンターです。


フロアマップです。
4階部分がお子様にも楽しいスペースになっています。
お子様たちは皆、足元に気をつけてエスカレーターに乗って
上に上がっていきました。


最初にでてくるこの展示物。
水力発電と火力発電、原子力発電を詳しい模型で説明してくれています。

水力の模型は当然、王者・有峰ダムで配電所は有峰第二発電所です。
有峰第二発電所で使われていたフランシス水車ランナの1/8模型もありました。

火力発電所は敦賀火力発電所二号機で説明されていました。

富山新港火力発電所の低圧タービンの羽根の一部も展示されていて
めったに見られない部品なのでこれがとても貴重。

原子力発電は志賀原発でした。
北陸電力様の保有する原子力発電所は志賀原発だけですので。

どういう流れでエネルギーが生み出されるのかを追っていくと
火力発電所と原子力発電所の模型の形に似ているところが多いことが分かりやすいです。
要は、蒸気でタービンを回す、なので。
低圧タービンと高圧タービンがあるところとか。


電気に関する色々な展示物があるのですが
ありそうでないのがこちらの柱上変圧器。
シースルーで中身が見られるのです。


それぞれのパーツのお仕事も詳しく説明されています。
無電柱化に伴う路上変圧器も並べて説明してほしいなと思ったり。


映像コーナーでは貴重な物も見られました。

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特に興味深いのはこちら。
神一ダムと神二ダムの建設の記録映画です。

最近は電力会社様もYouTubeに公式に上げたり
見られるようにしてくれているところもあるので
ぜひ北陸電力様にもやってほしいなと思います。


こちらの展示物は電気の歴史を学べるコーナーになっていました。
ボルタの電堆からアンペールの右ねじの法則、オームの法則と
学校で習った名前が出てくるけど電気が難しくてちっともさっぱり覚えていません。

それぞれの法則を実際に見える形にしてくれる機械を置いて
学べるようにしてくださっているのですが…
頭悪くてすみません…。


こちらは北陸電力様の歴史年表にあった歴代の電力会社の社章です。
京都電灯と大同電力は関西でも目にしています。


年表でいつも読むのが楽しみなのがここです。

黒部川第一・第二発電所。
低落差利用の平地発電所。
物部長穂博士の思想が形になっているのがたまらん萌えポイント。

そして今でも一般水力発電の落差日本一である小口川第三発電所。

高落差から低落差まで水力王国、富山で生み出される電気。
文字を見ているだけで幸せな気持ちになるマジック。


色んな展示を見た後に霧箱に到着しました。


霧箱とは自然放射線を目で見ることができる装置です。

霧箱自体はあちこちの科学博物館にあり
大阪でも大阪市立科学館が保有していますし
名古屋市科学館にもありますが、ここまで装置に近づいて
じっくり、べったり観察できるところが少ないです。


他のお客さんがいないのを確認の上、しばらくここで霧箱に張り付いて
じーーっと自然放射線の軌跡を眺め続けました。

一つ一つの軌跡がとても儚く美しいのです。


ここは色々な工作を楽しむことができるイベントスペース
化学実験室です。

ここで楽しい実験や工作を経験して科学って面白いと感じた子供たちが
たくさんいると思います。
この施設に何度も足を運んでいた地元の常連の方には
一番思い入れのある場所なのかも知れません。

1996年(平成8年)に開館して26年目の冬
閉館することが決まりました。

COVID-19も関係していると思いますが
これだけの設備を維持するのはそれなりに大変なので
電力会社様のPR館があちこちで閉館になっていることと
繋がる流れなのかもしれません。

2023年2月26日

同じ日に関西電力様のエル・ビレッジおおかわちも閉館が決まっていました。

思い出の場所がまたひとつ、なくなってしまいます。

会いに行けばよかった
あの時、無理してでも会いに行っておけばよかった

そんな気持ちでずっとしくしくするのは辛いので
気持ちの整理をつけるために、急遽、決定した富山入り。

ワンダーラボ
26年間、お疲れ様でした。
展示されていた貴重な資料、しっかり思い出して
ダム見学、発電所見学に役立てます。

それがワンダーラボで勉強させてもらったことへのお返しになると思うので。