宇都宮ぷらぷら その1

2013/9/30 更新

仕事で宇都宮に来ました。

朝一番に現地入りする必要があり前日に帝都入りしておいて
朝から新幹線でぴゅーっと宇都宮。


JR宇都宮駅前のバスターミナル、ロータリーの端っこにある餃子像。
宇都宮の証拠写真として撮りに行く。


元々は駅の反対側にあったそうですが
こちらに移設する時に落下事故で足もとが折れた事があるという餃子像。
綺麗に修復されていました。


餃子の皮をまとったビーナスというコンセプトに
ここは笑うところなのか微妙だなと感じる関西人。


職場の同僚が先に宇都宮入りしていたので合流。
県庁前の通りは素敵な並木道になっています。

「あー。やっぱり栃木県だけあるなぁ」
「何がですかー」
「この並木」
「何の木ですかー」
「栃の木」
「へー」
「栃の木って栃餅の“栃”ですか」
「そうそう」
「栃餅って言うと・・・」
「栃餅って言うと・・・?」
「小学校のころ読んだモチモチの木って話」
「あー!!」
「ちょっと怖い絵の」
「怖いって・・・あれは日本を代表する切り絵作家の方の作品で・・」
「切り絵なんですかー」
「豆太が勇気を振り絞って夜にお医者さん呼びに行くんですよねー」
「うんうん」
「そうか。みんなあの話で栃餅を知るのだなー」


バス停が何やら可愛い空気を醸し出していたので見ると
『市内循環バス きぶな』の文字とカラフルなお魚イラスト。

「私たちこれに乗ってきたんですよ〜」
「きぶなに乗ってきました」
「“きぶな”ってなによ?」
「昔、ここに疱瘡か何か病気が流行った時にこのきぶなを食べたら治ったって
言い伝えがあってこちらで有名なものらしいんですよ」

「何故いきなりそのような詳しいエピソードを・・」
「きぶなのバスのガイドで流れてましたー」
「宇都宮凄いな」


お昼御飯は宇都宮にいったら話の種に食べなくてはならないと
3人で決めていた餃子。
全員、胃袋の容量が小さいので3人でこれでおなかいっぱい。


餃子を食べて出てきたところにとても素敵な風格のある神社がありました。
宇都宮二荒山神社という由緒ある神社の様子。

「素敵な立地だなー。参拝しよう」
「行きましょー」
「御朱印〜」
「え?」
「ポン吉帖持ってきました」
「私、お寺のポン吉帖しかもってこなかった〜。失敗した〜」
「いやいやまてまて。ポン吉帖ってなによ?」
「御朱印ポン吉帖です」
「です♪」
「なんじゃそら」
「私は神社とお寺と二種類用意しているんです」
「神社の御朱印の後に描きたがらないお寺あるんですよ」
「そ・・そうなんか。初耳や。流石、御朱印友の会だな」

今回一緒に行った同僚二人は御朱印巡りにはまっていて
御朱印帖を何冊も持っているという寺社めぐり仲間でした。
ダムカードと言い御朱印といい日本人は収集癖強いな。


二荒山神社の本殿は小高い丘の上。
そこに続く階段の中腹に末社がいくつも並んでいて
その一番端っこに罔象女大神の御社発見♪
とりあえずこちらでお賽銭。

「この神様好きなんですかー」
「うん。滝とか川とか海とかの水じゃなくて
井戸とか用水として引いた水の神様なんよ」

「拝みます〜」
「うん。今年の関東の渇水も何とか乗り切れたしお水は大切だからねー」


参拝した後、社務所にいって手際よく御朱印を貰う手続きをする同僚に
手なれたもんだなー凄いなーと感心して
待ち時間に全国神社マップとか面白い物を発掘しては二人に渡す。
そしてこんな業界誌を発見して写真に撮るなど。