川の増水風景 その3


波立つ川面は怖いですが
もっと怖いのは水位がもっと上がった時に見られる
波すら立たないのっぺりとした恐ろしく早く流れる川面です。

水深が深くなった時に見られるのっぺりとした川面
じっと見るとその流速に吸い込まれそうな恐怖を感じるのです。

ダムの職員の方はそんな時にも巡視しなくちゃいけないのです。
怖いよー。


右岸に電光表示がありました。


瀬田川洗堰は全開放流中です。


いやいやいやいや!!
流れが速くってレベルなのかこれ。
“物凄く”ってつけたほうがいいん゛しゃないのかと思う位の水量ですが。


という事で鹿跳峡の増水っぷりを見た後にやってきました天ケ瀬ダム。

もう放流の水煙で何も見えん見えん。
この時の放流量は660t/s。
この直後、絞り込みに入ったようです。


でも堤体下流大騒ぎなのにダム湖はというと平穏そのもの。
このギャップ凄い。
瀬田川からあれだけの水が流れこんでいるというのに。

天ケ瀬ダムの洪水調節容量は2000万m3です。


これだけコンジットから放流していても
天ケ瀬ダムにとっては年に何度あるか分からないくらいの通常操作なのです。
どれだけ大変な事が日常的な天ケ瀬ダムなのかと。
上流に琵琶湖を抱えているって本当に大変だ。