川上村 うろうろ その1

2023/1/1 更新

以前から、行こうかと思って行っていなかった
大滝ダムの原石山跡に行ってみました。


大滝ダム左岸につながる道を進み、新しく造成された白屋地区への道を
ずーーっと登っていくと原石山跡に到着します。
大津古谷という谷筋につけられた道路で進んでいくと
道中にはこんな水路トンネルも登場。


くねくねのワインディングでどんどん登っていくと
骨材を採取した後にトラックやベルトコンベアに載せ換える前に
貯蔵する設備のコンクリート部分だけが道路の横に現れました。


工事中にここまではもちろん来ることはできませんし
この残ったコンクリートの設備が何なのかは
はっきりとわかりません。

が、通常のダム工事から考えれば
そしてここが原石山からダムサイトの途中であることを考えれば
これは一次破砕を終えた骨材の貯蔵をしていたサージパイルの
分級機の手前の工程をしていたジョークラッシャーの台座ではないかとという予想。


山の頂きではもう紅葉が始まっていました。
深い谷間にまだ朝陽が届く前の時間です。


さらに登ってきました。
使われていない道路にしては思ったより荒れていませんし
轍もあるので地元の人が養蜂か何かとお越しになるのかなと
進んでいくと、最奥の広場で車が止まっていて
通行するのを躊躇するような所にテントが張られていたりしたので
こういう人が出入りしているんだなと。

山火事にさえならなければ別にキャンプは良いと思いますが
通行の邪魔になるところにテントはやめてほしいです。
自分しか来ない場所だと思わないでほしい。
あと、この場所、熊でるんですけど…。


先ほどのコンクリートの台座と似たものがさらに高い場所にありました。
ここも一次破砕設備の遺構と思われます。


完全にUの字型に曲がっているトンネルは照明も無くて
工事用設備らしさ満点。


先ほど、見ていたコンクリート製の土台を下の道路から見上げたところです。


下にはさらに何か台座のようなものもありました。

多分、ここらへんからは骨材をトラックに積み込んで
ダムサイトのバッチャープラント手前の二次破砕設備に
砕石を運んでいたと思われます。


と、原石山の遺構をちらっと見て大滝ダムのほうへもどってきました。
綺麗に蔦でデコレーションされているこれは高さ制限バー。


真下から見上げました。
真っ青な秋空になかなか良い色。


と、原石山からモノレールのレールと並んで降りて来ると
こんな風にダムを俯瞰できるところに出てきます。

右岸のクレーン移動塔が鎮座している“クロベノエキ”も
その上にある展望台もよく見えます。
ただ、数年前からずっと立ち入り禁止になっているのが残念。

落石とか鹿が石を落とすとか色々理由があるので。

ただ、この日も、立入禁止の文字を見ても平気で
移動塔まで登って触ったりしているカップルが普通にいました。
せっかく整備されたんですから開放してほしいところです。


水位はいつも低めの大滝ダム。
でも水は綺麗です。