カメラ買い足し計画改め カメラ練習記  その9

「大阪写真月間 写真家150人の一坪展」で
天下のニコンサロンのくじを引き当ててしまったわけですが
それからが大変でした。

開き直ってお気楽に考えていたのに
また落ち込み、器材をそろえるのも億劫になっていました。

そんなことを言っていてもどうしようもないので
今回出そうと思っているテーマの物件写真700枚相当をひたすら見直す。

最初に選んだ写真50枚

そこから20枚位くらいにセレクト

ここからが混乱でした。

好きな写真ばかりを並べたらいいと助言を頂いていたにもかかわらず
どうしても喧嘩をしてしまう写真がありすぎることに気付きました。

この一枚はテストプリントで一番人気があるんだよな
この一枚は地味だけどどうしても自分が出したい一枚なんだよな
この一枚はどうして横で取らずに縦で撮っちゃったんだろう

困った時には写真の師匠に相談。

「あのー・・」
「ニコンサロンに出す写真ですね」
「一応お気に入りをこれだけ選んでみたんですが」
「あくまで僕の意見ですがこれとこれは一緒にできません」
「う・・やっぱりそうですか・・」
「全部この色で撮れていたら合わせられますが」

撮った写真にお気に入りの色があり
その色が完璧に出ている写真が少ないのです。
地味だけどどうしても出したいと思った一枚にはその色がありました。
そして人に見せて、良い写真だと言われたものにその色はありません。

「ただ、また勘違いをしているようなので申し上げますが」
「・・・はい」
「こんなテストプリントで展示作品を選んではダメですよ。
もちろんモニターで見たのでもダメです」
「ほへ?」
「実際に展示するサイズでプリントしたものを並べてみないで
組み合わせを考えてはだめです。」
「・・そなんですか?」
「当然です!!」

テストプリントで展示を考えるとだめなのだという事すら思いもよらない初心者でした。
縮小版だからこれでいいやと大変お気楽に考えていたことをここでまた教えられる。

「それとタイトルなんですが・・」
「はい」
「● ● ●-●にするか● ●-● ●にするかで迷っているんですが」
「あはは。夜雀さんらしいタイトルですね」
「あ、はい。馬鹿の一つ覚えというか、好きなので。韻を踏むのが」
「最初のでいいと思いますよ」
「● ● ●-●ですか」
「タイトルなんて人は思ってるほど見てませんよー」
「え゛」
「写真を見て気に入ったらそれで初めてどんなタイトルなんだろうってみる程度ですよ。
そんなに真剣に考えなくてもつけたいタイトルでいいんですよ」
「・・・そなのですか。たしかに・・そういわれれば」

今までお世話になっているギャラリー・アビィでの展示では
タイトルにかなりこだわってつけていました。
自分は“写真の人”ではなくて“テキストの人”なのでどうしてもそうなっていたのかと思います。

『ムコウガワ』展では “ 許してくれ とお前は言った ” ←一番わけわからんタイトル

『さくらイロ』展では “ Cesium137 from lou-ran ” ←写真からピンとこないタイトル

『ソラリストの詩』展では “ skybldg in the sky ”  ←雰囲気だけのタイトル

タイトルで引っ掛けちゃったかといつも気にしていたのですが
実際のところ、写真展覧会なのですから写真で目を引かなければ
タイトルにも作者にも目がいかないのは当然です。

写真で勝負
いや、そんなことは考えない
絶対考えない

もしかしたら

誰かが素敵だと思ってくれるかもしれない
一人でもそう思ってくれる人がいるかもしれない

と、初心に帰る。


そしてプリント作業。

「プリンタを貸してやらう。是非使いたまへ」

と、プロ用プリンタを持っている兄弟がプリント作業を手伝ってくれました。

xDピクチャーカードに写真を詰め込み実家に帰省。
兄弟が私用で出かけている間に原寸テストプリント。

すると

師匠の言っていた意味がわかり目からうろこが落ちました。

テストプリントではまとまって見えていた写真が全然合わないことに気づき
合わせようとすればするほど自分のお気に入りが選択肢からこぼれていくのです。

師匠が言ってたのはこれだったのか
みんながいいと言ってくれた写真は一枚もので出せる写真だけど組めないんだ
お気に入り写真が全然残らない

でも

いや、まとまりが良い方が良いに決まってる

兄弟が帰ってくる頃に10枚に絞り込みました。
そして買出し。
光沢紙が嫌だったので山勘であまり光らない用紙を探し
カメラ屋でたたき売りに出されていたきわめて安い額をごっそり購入。
多分、今までニコンサロンに展示した写真で一番安い額といわれそうな880円の額です。
しかもギャラリーがとても嫌う紐掛け式の額でした。
これを何とかしていかないと絶対ギャラリーで迷惑掛けるなあと心配しつつ作業。

印刷に慣れている兄弟がてきぱきプリント。
ねじをはずして写真を額にとにかく入れる私。

そして床に並べると一枚だけ縦なのがどうにもこうにも収まらないので
こんなレイアウトになりました。

最初にセレクトした写真から最終まで残ったのは半分の4枚でした。
加わったのは早いうちに選から漏れていた写真ばかりでした。

不思議なもんだなあと並べて完成した展示作品を見て
ガラスで切った指にばんそうこうを貼りながら
肩の荷が下りてほっとしました。

(このレポートは書きかけです
続きは後日更新 2007/5/8記)

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