熊本・立野うろうろ その4


立野ダム工事現場を目一杯見学させて頂いた後、
美味しいお店を教えて頂きました。


スキレット料理 Minaasoマルデンさんです。
お店の名刺もかーわーいーいー♪


せっかくなのでこの日のお薦めを注文。
ホントはハンバーグを狙っていたのですが目移りしてしまって…。


ちなみにこちらがハンバーグ。
せっかくなので頼んだメインをチョコっとずつ、分けっこして頂きました。

ハンバーグ、めっちゃ美味しい。
凄くお肉!!
お肉力強い!!
でも甘さがあって見かけはこんなに綺麗なのに
王道の力強いハンバーグ!!

吃驚した。


自分が頼んだのは焼き立てパンとステーキのセット。
マスカルポーネと良く合う―。


レアなお肉に山わさび添えがとてもよい。
美味しいよぅ。美味しいよぅ。
美味しいお店教えて頂いたので幸せ。

◆ ◆

午後にはダムアワードのための取材・インタビュー。
スケジュールを終えて連れて行っていただいたのは
熊本地震の震災遺構が残る数鹿流地区です。


広い駐車場には平日にもかかわらずたくさん人がお越しでした。


対岸に目をやると飛び込んでくるのが阿蘇大橋の基部と落下した桁です。


阿蘇大橋の架かっていた右岸側はこの大規模崩壊で
根こそぎ持っていかれてしまったのです。


崩壊地に近づいていくと豊肥本線の真っ赤な列車が走ってきました。
ここは崩壊地と黒川の間に国道と鉄道が走っています。


現地にはいくつか説明板がありました。


熊本地震の本震で山頂からの大規模斜面崩壊が発生し
国道と国道をつなぐ拠点のこの場所で大きな被害が出たのです。


発災前の航空写真です。
上下に走るのがR57阿蘇大橋で右から繋がっているのがR325です。


こちらが発災直後の様子です。
崩壊した土砂が鉄道と国道を飲み込んで黒川に到達しています。
そこにあった阿蘇大橋は姿が消えてしまいました。


2016年の4月、熊本地震が発生した時のNHKのニュース画像です。

熊本地震は非常に複雑な揺れ方をした地震でした。
2016年4月14日の夜、最大震度7の揺れが発生。
その3時間半後、日付が変わってすぐ最大震度6の揺れが発生。
そしてこの2度の揺れだけでも大変な被害が出ていましたが
ふたつは前震で16日の深夜に本震がやってきたのです。

阿蘇大橋が落ちたのはこの本震でした。

数鹿流地区の崩壊の様子もニュースで流れていました。

その山の反対側でも斜面崩壊が発生していました。
黒川第一発電所のヘッドタンクはこの時に水槽の下の土を
持っていかれてしまったために擁壁が倒れてしまいました。

地震などの緊急時、取水口の制水ゲートは閉じられます。

最初の地震の時に発電所への送水を止めていたので
擁壁が倒れたことで流れ出た水は水路に残っていた分と水槽の分だけです。

本震が発生した16日にこの斜面は崩壊したのです。


震災遺構として残る阿蘇大橋。

あの地震で大変な被害の出た熊本城は着々と元の姿を取り戻すべく
復旧工事が進んでいます。

崩壊地も工事が進み、道路が、橋が、次々と開通していきました。


令和2年10月工事が終了しました。

これだけの大規模崩壊地が
数年で安全な形を取り戻しました。

あれだけの崩壊土砂があったこの場所が
国道と鉄道を脅かすことのない安全な状態に落ち付きました。

立野ダム工事現場から数kmの範囲には
たくさんの見ておきたい場所があります。

熊本市街地から鉄道でやってきて徒歩で十分歩いて回れる距離ですので
COVID-19の対策を万全にたくさんに方に見に来てほしいなと思いました。

勿論、立野ダムが完成してからもたくさんの人に来てほしい
熊本県の立野地区でした。