熊本・立野うろうろ その2


立野駅は無人駅なので
切符をどこに入れたら良いのかな〜と思いつつ
ホームから出ます。


駅前広場には周辺地図。

阿蘇山のカルデラ凄いな。
いつ見ても凄いな。
その中に人が住むところがこんなにあって鉄道も通っていて
とにかく全部凄いな。


現在地立野駅。
スイッチバックがちゃんと描いてあるのが良い。
乗ってみたい。


駅前のお饅頭屋さんの窓ガラスに張られていたポスター。
新阿蘇大橋開通しました。
ライフラインの復旧を目にするとそれだけでうるうるしてしまう。


立野駅から珍しい風車を目印に少し歩けば
立野ダム広報室のある旧・立野小学校跡地です。


そして山の方を見ると水圧鉄管。
九州電力様の黒川第一発電所の水圧鉄管です。


その西側の尾根には砂防堰堤も見えました。
いくつか連続しているようで、この位置で見えていたのは透過型でした。


旧・立野小学校のグラウンドの前、県道から前に見えているのは
立野ダム工事現場のバッチャープラントと骨材ビンです。
凄く距離が近いです。


そしてきょろきょろしていると可愛いイラストが描いてある
目を引く物がみつかりました。


九州電力様の黒川第一発電所についての説明板でした。
これは素晴らしい。


黒川第一発電所はとても歴史のある発電所なのです。
竣工したのは1914年で熊本電気株式会社の時代で
100年以上頑張ってきた歴史ある発電所です。

1914年の最大出力6000kW、1500kW×4
1919年に出力増強で4500kW×2 が追加されて15000kWに。
1953年には古い発電機を交換して15000×1と 4500kW×2に。
そして1985年に4500kW×2を27200kW×1に交換して42200kWになったそうです。


かわいいミライ君が紹介してくれているのが
取水堰からの発電所までの俯瞰図。


ふふふふふ。
アーチダムの断面図に見える。


いやいや黒川発電所の取水堰は
こちらに描いてあるように重力式です。
発電形式は水路式、発電方式は調整池式です。


長い長い水圧鉄管の先、白川のすぐそばにある黒川第一発電所です。
立野ダム工事現場とほとんど離れていません。


近くに行けるのかなと黒川第一発電所へ続く道を覗くと
工事中で通行止めでした。


そしてこの位置から南阿蘇鉄道のトレッスル橋が見えて
その向こうに立野ダム工事現場です。


工事内容。
黒川第一発電所の熊本地震からの復旧工事はとても広範囲に及ぶためか
ここは第2工区とわざわざ記されていました。


すこし位置を変えると道路がよく見えました。
あららら。
折り返す道路の法面が滑ったようでこれは危険。
ここは九電様の管理道路なので自社で復旧されているようです。


更に進んでいくと大きな橋が架かっていました。


そこにこの文字。

橋は通常、親柱に橋の名前と竣工年月日、そして何を越えているかを記しています。
池を越えている時は○○池になるし、川を越えている時は○○川と記されます。
そしてここは九電放水路を越える橋のようです。

位置から考えて黒川第一発電所のヘッドタンクからの余水路と思われます。