蔵王ダム 見学 その3


天端はゲートの配置で右岸に近づくとかくかくしていたりします。
蔵王ダムの洪水吐はぐぐっと右岸に寄っています。
左岸に寄っているのは四国電力の穴内川ダム。


急勾配下流面見下ろし。
何の作業かな〜
何の工事かな〜
そこに入れてほしいな〜
まぁ、無理です。
今回の見学申し込みで堤体下流はコース外。


工事が行われている為に水抜きしたのか減勢池には現在、水は溜まっていません。
堤体導流壁の横には維持放流用のジェットフローゲートの建屋があります。
副ダムの左右には波返しがありました。


遠目に見て副ダムの下流のコンクリートに穴があるので
洗掘されているのかな〜とズームしてみたら
すぐ下に岩盤が。
被覆しているコンクリート自体もとても分厚いというわけではないようです。
もともとの岩盤がしっかりしているんでしょう。

竣工して41年目。
このくらいの削れは想定内のはず。


蔵王ダムのある馬見ヶ崎川は山形市内を横断している急流の河川です。
山形市に流入する川には砂防対策で階段工が設けられているところもあるようです。
蔵王ダムの上流にも貯砂ダムと砂防ダムがあります。
洪水時にはかなりの水が来るのでしょう。


天端で見られるクレストゲートの銘板。
こちらは1号ゲート。


まったく同じスペックの2号ゲート。
両方IHI御謹製。