番外編 川冶ダム湖を水陸両用バスでクルージング その1

2007/10/4 更新


奥鬼怒のダムを見学した折に国内4位の高さを誇るアーチ・川冶ダムの横で変わったものを見ました。

管理所の前に大変目立つ車が停まっていたのです。


大変目立つ車。

それは国内でただ1台の水陸両用バスです。

シイラみたいな形は独特。

これが話に聞いていた水陸両用バスで川冶ダム湖・クルージングツアーか
大人気みたいだなぁ
キャットウォークに入れるんだ
い、いいな
キャットウォーク羨ましいなぁぁ

バスの近くにいた国土交通省のロゴが入った服を着ていた
可愛らしいおねぇさんにすすすと近づいて聞きました。(←下心はないですよっ!)

「こんにちは。これって道の駅・湯西川から出ているツアーですよね」
「はい。そうですよ」
「今日はかなりお客さん混んでますか」
「少なくはないですけど・・」
「キャットウォーク入りたいんです」
「道の駅の受付で確認していただけますか。
ここではどのくらい込み合っているかわからないものですから」

おねぇさんにお話を聞いてうーんと考え込み
ふと眼を上げたところに河童がいました。

か、かわいい顔で勧誘しやがってっ
そんなに可愛い顔で誘うんじゃねーよっ

きゃ・・きゃっとうぉーく


奥鬼怒なんて滅多に来れる距離じゃないし

う・・・

わ、わかったよ

ダメ元で申し込みしてくるよっ

と、いうわけで河童に洗脳されてやってきました道の駅・湯西川

出来たての道の駅でパーキングはいっぱいいっぱい。大人気。
運よく到着してすぐに入れることができましたが
後から来た車はみんな停めるところもなく困っていました。


すぐに向かった水陸両用バス受付。
受付横にこのポスター。

『水陸両用バスで行くダムとダム湖 紅葉ツアー』

このツアーで申し込みしている方の分が先に予約として入るので
当日現地で飛び込みで申し込んでもバスが一杯という事があります。

現に自分が到着した時間から一番近かった12:10の回はいっぱいでした。

あきらめ半分で受け付けの方に
堤体内見学が出来るのは次回は何時発のバスですかと聞くと
一人だったら次の回に一人だけ空きがあるから大丈夫という
幸運に恵まれました。
さっそく申し込みます。

そして待ち時間が2時間近くあったのでここぞとばかりに
お昼ごはん(結局うどんを食べる)を食べ
この道の駅の売りである温泉に入ることにしました。

昨夜は霧の中で山をさまよい車中泊だったので
おふろにゆっくり入れるというのは実に有難い。
露天風呂でゆっくり満足してからバスツアーという贅沢なスケジュールに。


水陸両用バスについての説明はパネルで受付近くに展示してありました。
世界各地で大人気の水陸両用バス。
でも車両コストがとにかく高いらしい。


燃料は使用済み天ぷら油だそうです。
車体はトラックベース。
38名乗り。
つまり運転手とガイドさんを除くと36人乗り。
一回に乗れるのは36人ですが堤体内見学は10人×3の30人
なんでこうなのかというと川冶ダムのエレベーターが定員10人(職員除く)しか運べないから。

飛び込みで申し込む時は堤体内見学が可能かどうかをしっかり確認してください。
苦手な人には堤体内見学キャンセルももちろん可能なはず。


湯西川温泉に宿泊していたら料金が500円引きの2000円になります。
道の駅で5000円以上お買い物をしていても500円引きになるそうです。


温泉に入ってご飯食べて車で少しうとうとして
集合時間に受付に行き、乗車券を購入。
ここで初めてお支払です。
一緒に渡されるアンケート。

ダムマニアにはこれがととても重要。