夕張シューパロダム 見学 その3


夕張シューパロダムの下流面図です。
低水位、中水位放流設備のオリフィスやコンジットゲートは設けず選択取水設備のみ。
ゲートレスで、クレストゲートを越流頂を二段にし常用洪水吐と非常用洪水吐きに分ける仕様のようです。

これはRCDで作るのに最適なデザイン。
堤体内に複雑な設備がなくて面状工法でごんごん打設進んだのではないだろうかと
図面見ているだけでにやにやが止まらない。


堤高 110.6m
堤頂長 390.0m
谷が深いので中央にだけちょっとフィレットついてますね。


多目的ダムなのでー。
水位もたくさん設定されています。
FNAPWというお仕事内容。


大夕張ダム管理所のプレートが飾られていました。
昭和37年竣工だったから52年お仕事したことになります。
長い間お疲れ様でした。


大夕張ダムの記録写真もたくさんありました。
河川管理施設等構造令がでる前のダムらしいデザイン。
クレストゲート3門でずっと頑張ってきたんですね。


展示物を見ているとダムマンガの八田かなん部長の色紙を発見!!
ダムアワード2014の放流賞授賞式の時にプレゼントされたのかなっ♪
ダムアワード2014放流賞受賞についてはこちらをご覧ください。

八田部長も夕張シューパロまで来たいだろうに
高校生のお財布ではなかなか北海道は難しいな
車の免許も必要だし
まだまだ先の話だなぁ


管理所でダムカードを頂き、堤体のほうに移動です。


選択取水設備見えた。
エレベーター棟の出っ張りが何とももったいない。


網場が見えました。
その両側にアバットメントのコンクリート。

ああ、ここにいたんだ
いや今もそこにいるね

大夕張ダムの場所は水位が高くても色々なものが教えてくれるのです。