横瀬川ダム 見学 その1

2023/6/11 更新


しとしと雨降りの中、高知県に入りました。
目指すのは竣工してからずっと気になっていた横瀬川ダムです。


ダムのある横瀬川の左岸側に新しくつけられた道を登ってきました。
一生原トンネルの手前で道路の拡幅されたところに停車します。


この辺りから堤体の下流面の写真が撮れるとお聞きしていたので
傘をさして撮影ポイントに向かいます。


左右から迫る尾根の間に白い堤体が見えました。
このあたりが一番よく見えるポイントかなと。


おおお。
噂の堤体側水路。
他で見たことない。
というか、なぜそこに側水路なのか理解できない謎設備。


カメラをコンデジそにこ(DSC-HX90V)からコンデジにここ(COOLPIX P1000)に換えて撮影。

横瀬川ダムで一番人気のサグラダファミリアと呼ぶ方もいらっしゃる堤趾導流壁。
はっきりと見えていなくてもその威容が分かります。


オリフィスの向こうに見えているのは貯水池側に設置されたスクリーン。
側水路の謎構造、天端からしっかり見なくては。


ということで、一生原トンネルを抜けてすぐ曲がって
ダムへの管理道路に入りました。


選択取水設備の横にある水位標で
訪問時の水位はEL131.0mに少し足りないくらいでした。


天端の横までやってきました。
ダム名碑もないし親柱にダムの名前も無い。
ダム湖の名前を記したプレート一枚だけ。

緊縮財政期に建設されたダムだからってここまで何もないと少しさみしい。


天端に近づくとなんだか変な見慣れないものが…。
なにこれ。


あ、これが
横瀬川ダム名物、堤体ボルダリングの落下防止ベルトを固定する器具。
なるほど。こういう場所にあったのか。


しかしここまで来たら見たいものは堤体側水路と堤趾導流壁。
ボルダリング、ごめん。