夜明ダム 見学 その1

2010/12/19 更新

仕事で福岡に行くことになった際、前日に時間をやりくりし
九州電力 大分支店 日田電力所にお願いして
女子畑第二調整池ダムを見学させてい貰いました。

日田電力所に見学をお願いする際にもうひとつ、見たいダムをお伝えしていました。

それが夜明ダムです。


夜明ダムは筑後川本川にあり、堤体の横を国道が通っていて
外観は見学申請をしなくても見ることができます。

筑後川は阿蘇山を水源に143.0kmの長さを誇る九州最大の河川です。
流域面積は約2860km2

たびたび氾濫を起こしてきた暴れ川です。

1953年に起きた西日本水害では流域にすさまじい被害を出しました。
筑後川河川事務所の筑後川の洪水の歴史のページをご覧ください。

夜明ダムはこの水害時に建設中だったのです。
そして完成していなかった堤体はこの洪水で一部が破壊され
大変な被害を受けました。


日田電力所で夜明ダムの記録写真を見せてもらいました。
工事がどんどん進んでいる様子です。


1953年の水害時の様子です。
まだ完成していなかった堤体を襲う濁流。

工事中にこんな悲劇に見舞われたダムという事で
とても気になっていた夜明ダムだったのです。


日田電力所から下流に移動して行くとダムが現れ
少し下流で国道はトンネルになっています。
その横に旧道のトンネル(閉鎖)がありその方向に車を進めて駐車します。


その場所からいきなり全景が見られるのです。

か・・かっこえええ!!
夜明ダム、こんなカッコ良いダムやったんか!!
めちゃくちゃ迫力あるよ!!
堤高15.0mって聞いてるけどこれ、絶対それより高く感じるよ。
ローラーゲートでっかーーー!!
すっげー!!

立っている場所の効果が大きいと思いますが
とにかく目の前。
この規模で
この近さで
これだけのゲートが並ばれたらほんとに叫びたくなるド迫力。

暴れ川である筑後川の本川にこの姿。

まさに“本川にある電力のダム”。
ローラーゲートの王道です。


見学ポイントはこのように
上流のダム湖貯水位とゲートをはさんで下流が見られるというベストポイント。
貯めてる感がすごく伝わってきます。
夜明ダム、ビジュアル系を名乗れると思う。


フラッシュボードはこの形で1門。
これは同じ大分県の竹田ダム(魚住堰堤)のゲートとそっくりです。
サイズは全然全く違いますけど。