with Dam Night 2013 その2


甘味処から歩いて数分。
会場に到着。


ポスター貼ってあります。
エレベーターで上に上がる。


会場開場30分前。
準備時間30分。
中継をしてくださるtakane様、孤軍奮闘の図。


どんな会場なのか全然知らなかったんですが
ホールとしては凄く良い感じ。
勾配もきつくて見やすいですね。

あっという間に開場時間に。
当日の様子は録画が( 1部 2部 )公開されています。
ご覧になっておられない方は是非ご覧ください。

そして今回のwith Dam Night 2013のテーマは「Dam Dream」と
大変、抽象的だったので皆様どんなテーマお持ちになるのかなと思っていたのですが
予想を超えて皆さんのテーマが同じ方向を向いていたのに驚きました。
私だけあさっての方向に走っていました。
あーあー。
あーあー。
やっちまったよー。
私だけ文言のとらえ方の感性がおかしかったんだなー。

水野様のお話が面白くてもっと聞きたかったけど時間切れ。
楽しそうなスライドが山盛りだったのでまた機会があれは楽しいお話をお聞きしたいと思いました。

あちこちのダム管理者の方からダムの活性化について
マニアの意見を求められるんですがこの録画のトークショーの所で
大概まとまっている気がします。

◆ ◆


心残りは
会場の開場が開始時間30分前でスライドテストをする時間もなく
使用するPCで動作確認しかしなかったのですが
私のスライドだけ色調補正がかかってしまって
画面が黄色っぽくなってしまって大変見づらかったそうで・・・(涙)。
ごめんなさい。

なのでスライドの一部を説明します。


スライドタイトルです。
「ダムのみる夢」
テーマをお聞きしてポンと頭に浮かんだのがこれでした。

ダムがみている夢ってどんな夢かなーと思って。

今、一番夢があるダムってどこのダムかなー
あ、やっぱり佐久間じゃないかなー
洪水調節機能を持って進化を続ける佐久間じゃないかなー


と、妄想がどんどん走りまして
4月5月と数少ない連休はすべて天竜川詣でに費やしました。

電源開発 佐久間電力所の方にはホントにホントにお世話になりました。
堆砂についてしっかり勉強できたのが嬉しかったです。

このスライドの右下の写真。
これは実は平岡ダムの工事写真だったりします。
佐久間の前に建設された平岡ダム。
泰阜ダムと並んで凄く大変な工事だったようです。
以前、日本発送電でお務めだった方から頂いた記録写真帖に載っていました。
ほぼ人力で作られていた時代の貴重写真です。

そしてこちらがほんとに凄い第一級資料写真。
佐久間電力所の方が今回の発表のために見せてくださいました。
36災害の時の佐久間 中部地区のB型鉄橋。

物凄い土砂崩れが上流で多発したのに流木が全然到達していない中部地区。
上流からの流木は9000m3にも達して湖面を覆いつくしたのです。

36災害の文献を見ていてこのエピソードを知り、調べたいけど資料がないよ〜
と泣いていたら佐久間電力所の方がこの写真を見せて下さいまして
スライド内容が一気に濃いものになりました。
ありがとうございます。

そして今回、帝都に行く当日のam3:30まで修正に修正を重ねていたのがこの部分。
“遅らせ操作”こと河川の従前の機能の維持について。

自分の表現能力が乏しいので
理解しやすいようにHDの写真をあさりまくって
説明に適した写真探すだけでものすごく時間かかる。

これは揖斐川の久瀬ダムの堤体直上流の写真なのです。
右の写真で200t/s出水と断言しているのは
これが徳山ダムの試験湛水・ゲート放流時の久瀬ダムの写真で
どれだけ川に水が出ているかがはっきり分かっていたからです。
お天気良いからピンときた方もいらっしゃったと思いますが
洪水の時の写真じゃないのです。

こちらは木津川の岩倉峡の写真。
狭窄部だし蛇行しているし岸には草いっぱいで岩場もあり
川の水の流れを遅らせる物がてんこもり。

「貯水池により洪水の伝播速度が速くなることを防ぐ操作」
それが佐久間のような第一類ダムの遅らせ操作であるという事を伝えたくて
某建設中のダムの図を借りて加工しました。
利水ダムの洪水時の操作について
このスライドの後に出た奈良県の池原ダムの仕事っぷりについても含めて
たくさん話したかったけど今回の主役は佐久間なので。
そして私がまだまだ不勉強なので。
いつか発表できるようにもっと勉強してきます。

という事で
佐久間ダムになったつもりで佐久間ダムがみている夢を妄想して発表をしてきました。

佐久間ダムファンから石投げられるかもとか
たかが一ダム愛好家が日本の土木の金字塔である佐久間ダムになったつもりで喋るとか図々しいにもほどがある!!
と非難轟々になるかとちょっと心配していたのですが今のところ苦情は来ていません。

皆様の寛容なお心に感謝します。