with Dam Night in Kobe その9


関西電力様からはラオスで建設中のナムニアップ1水力プロジェクト。
発電所とダムについての発表です。


ドローンが飛ぶ飛ぶ。
ホントにあちこちで大活躍。
上空から見るダムサイト工事現場映像に歓声が上がる。


ナムニアップダムはRCC工法で造られています。

RCCはICOLD2012Kyotoでも見ましたが
世界的に最もメジャーな、コンクリートダムを造る時に選ばれる工法です。
roller compacted concrete dam
元々、RCCというとアメリカで開発された工期短縮、急速施工で
米国工兵隊のダム建設で有名です。

・下流面型枠を使わなくてもできる
・使用セメント量が少ない(当然、発熱も抑えられる)
・打設ピッチがとにかく早い
・グリーンカットを行わない
・横継ぎ目が少ないかほとんど無い
・洗浄しない骨材でもOK
・ギャラリー(監査廊)は砂利を盛ってコンクリート打設後、砂利を取り除いて完成(ぎゃっ!!)

など、フィルダムで鏡のような成型リップラップとか造ってしまう
日本の感覚からはあまりにも遠い工法ですが
施工例はどんどん増えて今ではここまで雑な施工例は少ないかと。
日本国内ではRCCはメジャーではなく工期短縮には面状工法としてRCDが有名。
でもRCCもRCDも施工事例がどんどん増えてきて
それぞれの限界とそれぞれの利点が明確になってきたので
工法はどんどん進化する。
実際に日本の企業が関わって施工した例がJCOLDのページで紹介されています。
スンガイキンタダム

ナムニアップダムはダム式の水力発電所が設けられますし
その姿はきっと関西電力様のプライドにかけて
RCCの常識を覆す美しい風格のあるものになるんじゃないかと
妄想が膨らんで止まらない♪


そして神戸市水道局の松下様による地元の名堤体紹介♪

松下様は2009年に開催した石井ダムと立ヶ畑ダム見学OFF会の時に
ガイドもしてくださった方で私の事も覚えてくださっていました。
嬉しいよっ♪


布引五本松ダムが阪神大震災の後にフィレットが増設されたことを説明するスライドです。
昔のダムですからやっぱり細身なんですね。
がっちりとフィレットが付きました。
美しい外観を損なわない補強工事。


神戸市水道局堤体三兄弟の三男・千苅ダムの築堤の様子です。
そしていつも右岸のフェンスから遠く遠く見ることしかできない佐野藤次郎技師の胸像。
あああああ。
千苅ダム天端と左岸側の余水吐見学したいよぅぅ。
いつか見せてほしいよぅぅ。

教えて頂くまで気づいていなかったのですが
千苅ダムは宝塚市にあると思っていたのですが
ダム湖の一部は三田市、宝塚市にまたがっていますが
堤体のある場所は神戸市北区道場町なのだそうです。

こんなに通っているのにちゃんと理解していない私はアホで〜す♪


千苅ダムのスライドでは左岸側に水神様が祭られているそうで
望遠で追いかけている時に確かにそれらしいものは確認していたのですが
奈良県の丹生川上神社の分祀だと聞いてびっくりした。


奈良県の丹生川上神社(中社)にはこんな奉納額が掲げられているらしい。
雨雲を表す黒馬と晴天時の雲を表す白馬。

関西電力様と東京電力様の奉納額は白馬と黒馬が描かれているそうで
神戸市水道局様奉納額もあるらしいっ(黒馬一頭)。

これは行かねばっ。
初詣はここに決まりだなっ。


千苅ダムはとても貯水池が大きいのですが
神戸市の人口増加には追い付きませんでした。
なので阪神水道から受水することになりました。
布引五本松ダムの天端横の水道から琵琶湖の水が出ている理由がこれです。


さらにさらに
松下様が実際に英国まで行った時に見学してこられた
英国のエラン・バレーダム群の名堤体紹介♪♪♪
たまらん色気のヴィルンヴィダムにメロメロになりました。


そして最後はなな爺様による「ダムに遺る交通土木」の発表です。

次に行われるダムビンゴの準備でじっくりは見られなかったけど
ダム写真は少なくても話の内容がとにかく興味深いので
お客さん、皆様凄く真剣に見入っておられました。
さすがなな爺様♪


時間の縛りがあるので思いっきり飛ばしまくりましたが
最後にダムビンゴをやらせて頂き、素晴らしい景品の数々は
全てお客様の手に・・・
ううう。欲しかったよぅ。
いっぱいいっぱい欲しい景品あったのにぃ。
自分の手には絶対に入らないのはダムビンゴ芸人だから仕方ない。
しくしく。

ということで
昼間に特別見学会+パネル展示観覧+wDN-Kobe
という例年にない凄い内容でしたが
無事にすべてのスケジュールが終わりました。

ご準備頑張ってくださったダム工学会・中部近畿ブロックの皆様
兵庫県の皆様、神戸市水道局の皆様
国土交通省近畿地方整備局、水資源機構の皆様
関西電力の皆様
参加してくださったお客様
ありがとうございましたー。