wDN-Kizugawa その3
転流工の呑口の横までやってきました。
目の前はもう仮締切です。
先ほど現場を見下ろしていた展望台が遠くに見えています。
現場をぶぶぶぶぶぶと飛ぶドローンは上から操縦しているそうで
ここにもちゃんと付いてきました。
なんとのう可愛い。
仮締切の下流側は真白コンクリートですが上流側は鉄板色でした。
同じ物の裏表とは思えない。
「あの鉄板で塞いでるところは何ですかー」
「鋼材を外したら通路として使えるようになってます」
「おお!そういう仕組ですか」
「工事の工程で重機が出入りする道路として使う必要が出た時に
大きな鋼材で塞ぐと巨大なクレーンを用意しておかなくてはならないですが
細めの(角落とし様の)鋼材で閉め切っていますので小型のクローラクレーンでも
ぱぱっと作業できるんですよ」
「現場の知恵と工夫、素敵ですねぇっ♪」
賢い工夫の一つ一つが萌え♪
◆ ◆
川上ダム工事現場見学の次にやってきたのは比奈知ダムです。
二十歳になります。
管理所の皆様が資料入れに使っていた紙袋にビックリしました。
「これっ!!竣功記念って!!20年前の紙袋っ!!」
「なんでこんなレア物、使ってるんですかっ!?」
「…え…いや…倉庫にたくさんあるので(別にレアじゃないし…)」
予想外の答えでした。
そして比奈知ダムカードフレーム。
裏面。
上下左右を記載。
実に細やかな作りです。
持ちやすさも完璧。
ダムカードフレーム職人の技。
まずはフーチングの階段を下って直下に移動です。
やっぱり新しいダムなので設計がゆったりしています。
踏み出すたびに転落しないかひやひやする階段ではありません。
他の重力式ダムより襟が高いデザインなのは
その中に天端側水路が入っているからです。
直下に降りたらまずフレームで撮影会。
フレームの造形が素晴らしいので裏側を撮影させていただきました。
一緒に入ってくださったのは本日のゲストスピーカーのくらりん様です。
別嬪さんとツーショット幸せだよぅ♪
そして次に移動してきたのはみんな大好き天端側水路。
天端側水路を持っているのは天王、石井、宮ヶ瀬、比奈知の4基だけ。
そして一般見学会で天端側水路に入ることができるのは比奈知だけ。
(宮ヶ瀬はマンホールからのアプローチで命綱必要なので一般見学は無理)
だから比奈知はとーーっても人気ダムなのです。
天端側水路に入るこの水密扉も人気あります。
2班に分かれていたのでちょっと珍しい写真が撮れました。
天端のバルコニーから天端側水路に
たくさんの人が居る様子を見られるのが楽しかった。
ダムを見慣れていてもやっぱり天端側水路は特別なんです。