with Dam Night 2025 中部 その1

2015/12/11 更新


2025年、ダム工学会中部近畿ブロックのwith Dam Nightは
テーマを「土砂管理」にしました。

ダムと土砂というと、砂防ダムのことかと思ってしまう人も
中にはいらっしゃるかもしれませんが、貯水ダムでも土砂管理は必要なのです。

ダムでも堰でも流水をせき止める設備には
水と一緒に流れてくる土砂が堆積します。

これらを放っておくと、折角水を貯めるために確保した容量が
砂がたまることで減ってしまうのです。

とても大変な問題です。


令和7年のダム工学会会長は京都大学の角教授です。
角教授は堆砂問題の国内一の専門家。
なので堆砂問題をテーマにしたいと考えたのです。



COVID-19禍でオンライン開催になってからずっとリアル開催をしていませんでしたが
今回は久しぶりに現地見学会も一緒に開催することになりました。

内ヶ谷ダムは堤体打設がどんどん進んで見学にとても適した成長っぷりという事で
名古屋からそこそこ距離はあるのですが選ばれました。


朝早くに集まってくださった見学会参加者の皆様を乗せてバスが出発。

自分は残留組なので名古屋で準備です。


今回の会場は名古屋駅からほど近い
WINC AICHI (愛知県産業労働センター)です。


本日のイベントにwith Dam Nightの文字見つけました。


会場準備整いました。
私は何もしていないですが。

一応、司会なので、オープニングにダムの堆砂について基本情報を
お話しさせてもらえることになりまして、その原稿は作ってありました。


スライドのtopは中部地方整備局の矢作ダムで行われていた
水中ブルドーザーによる堆砂の除去の様子です。
コマツのD155W、スイブル君の大活躍。


リアル排砂バイパストンネル工事の見学という事で
電源開発様にお願いして幌加ダムにも会わせて頂きました。


堆砂が進行した自社水力発電用ダムで
骨材として貯水池から除去し販売する会社を立ち上げるという
堆砂問題の先駆者でもある日本軽金属様の雨畑ダムも
見学させてもらうことが出来ました。


国内の堆砂問題対策が最も進んでいる河川として
黒部川と並んで有名なのが天竜川です。

天竜川といえば佐久間ダム。
佐久間連合艦隊による堆砂対策はダムファン以外にも人気です。


同じ天竜川で堆砂と戦っている泰阜ダムは
いつも砂で表面が綺麗に洗われるので真っ白堤体。
そしてずらりと並ぶ中電レッドのラジアルゲート。
ビジュアル系ダムと言って問題なし。

当日は泰阜&平岡の中電レッドペアではなく
大井川の支川、寸又川のひどい目に遭っているダムたちの
お話をしていただけることになっているのでもう楽しみで仕方がない。


ダムや堰で堰き止められた砂は最終的に海まで届いてなんぼです。、


というのは各地の海岸で、砂の供給より浸食が進んでしまい
遠浅の砂海岸は縮小しているのです。

天竜川の河口の遠州灘では、養浜工事が行われています。
ここまでダムに溜まった砂が届いたらとても嬉しい。