津賀ダム 見学 その1

2010/5/20 更新

土砂降りの中、柿原水源地を見学し
大久保山ダムで吃驚した後に
四万十川を渡ってやってきました四万十市。

平成の大合併で地名混乱度高し。
昔来た時は中村だったんだけど。


で、市街地に入ってきて、目指すはR439。

名高き酷道・439号線

市街地から上流に向かうと後川という大きな川を渡ります。
この後川に沿ってR439をどんどん進みます。


上流に向かってぽやーっと車を走らせていると
川の中に突然、美しいものが登場。
思わず路肩の広くなった部分に駐車。


川幅いっぱいに広がる弧を描くこの構造物。
取水堰だという事は解ります。

これはまたなんと美しい♪


中央に取水のための穴があります。
堰堤は滑らかで緩やかな傾斜。
たっぷりのお水が滔々と流れています。


道路の横にはこんな樋門がありました。
こっちは新しい。


新しいと言っても1974年製ですが。
この樋門は麻生樋門というようです。


ちょろちょろ動いていたら足元に何やら説明書きのついた柱が。


この美しい取水堰は『兼山の麻生ぜき』という物のようです。

土佐藩の野中兼山という人が灌漑用に築堤したものだとか。
建設当初の姿ではなくコンクリートで補修されていますが
弧を描く美しい姿はそのまま維持されています。
現在ももちろん現役稼働中。


堰堤の長さは160mもあるとか。
立派な物ですね。
そこに更に美しさまで加わるんですからこれは素敵なほのぼのポイント。

まぁ、四万十川流域ですから台風の時にはどえらい事になるだろう
というのは容易に予測できるんですけど。