殿山ダム 見学 その6


クレストゲートまで達したお水。
なんのために付けられているのかわからない謎の鉄物。
不思議いっぱいの国内初ドームアーチ。


ふかちゃん様から貰ったレンズ凄いや。
50m以上離れたこの距離で量水板の目盛まで撮れた!!
水位標高ではなく利用水深を示しているのが発電ダムらしくっていいですね。

と、うはうは写真を撮りまくっていると
またまた がこーん!! とインクラインが動き出す音が。
下からどなたか乗って来られたのか♪


うきうきわくわく台車が昇ってくるのを待ち構えます。
監視カメラを見ている方がいらっしゃったら絶対怖いと思う。
浮浪者みたいな奴がインクラインの降口でうろうろ待ち構えているわけですから。

ふははは。
職員の方見つけたらもー絶対くらいつく〜♪

台車が到着しました。
中から、関西電力のパーカーを着用した優しげな方が降りて来られました。
出口の階段の所に満面の笑みで仁王立ちの私。
怖いって・・・。
当日はそこまで気配りできませんでした。

「おはようございますっ♪」
「おはようございます」
「関西電力の方ですかっ♪宿直お疲れ様ですっ♪」
「ダムをご覧になりにお越しになったのですか」
「はーいっ!!」
「いつも管理所へはこのインクラインで移動されるんですか
「はい」
「ではこのインクラインが降りている時は管理所に人がいらっしゃるという事なんですね」
「はい。基本的に上が定位置ですが」
「いや、仲間がここから撮った殿山ダムの写真を見たんですが、私は今朝到着した時
台車がここにいたので堤体を撮れなくってジタバタしていたので」

「あ、ああ、なるほど。見えないわけですね」
「慰霊碑の方に回っている間に台車が動き出したんでチャンスだーっ♪て撮らせてもらってたんですよ〜」
「ダムが好きなんですか」
「はいー。殿山ダムはまだ来ていなかったので初めて来たんですが
そしたらクレストから放流していたんでもう、大感激で〜♪」

「この時期では珍しいですからね」
「融雪で水位が上がったのですか」
「いえ、今、導水路の工事なんですよ。発電所に送るトンネルの方で工事なので
ゲート放流しているんです」
「そうだったんですか」
「今年は水位が高くてクレストまで水があるんで上から放流していますが
水位が低ければオリフィスからするでしょうね」
「殿山ダムはクレストとオリフィスだけですよね。バルブとかお持ちではないですね」
「はい。クレストとオリフィスだけです」
「今、何t/s位出しているんですか」
「自流分をそのまま出しています。今は・・15t/sですね」
「5門だから一門あたり3t/sですか。綺麗ですね〜」
「(この時期に)クレストから放流するのは5,6年無かったと思いますよ」
「おぉぉ。そんなに貴重な放流を目にできて幸せですぅ」


宿直明けでお疲れの方に大はしゃぎでお話を伺い、情報収集できてほくほく。

自宅に帰ってから手持ちの資料で調べたところ
天端幅は4.4m 敷幅は12.4m。
薄いですね〜。

堤高は64..5m 堤頂長は129.0m
三心円不等圧ドームアーチと言う型式らしい。


太陽が昇ってきた頃にまた下流の展望台に移動しました。
日差しで表情が変わって行くのを寒い中じっと待つ。
三脚立ててじっと待つ。


堤体直下は職員の方でも近づけないと以前聞いていたことが現地に来てよくわかりました。
これは下から近づけません。
クレストゲートを超えてきた水がこんなに美しい清流になっています。


陽が昇り始めて放流の水しぶきが風に乗って舞い上がる様子を照らし出しています。
ゲートの扉体はフルオープンみたいですね。

水煙に太陽が当たる事と展望台からの角度で巻上機が全く綺麗に撮れません。
なんとかシャープに撮れるように待つこと4時間。


お昼過ぎにやっと越流部に光が当たりだしました。
凄いきらきらのダム湖面。
水煙が流れた瞬間にやっと一枚、シャープな画が撮れました。
180枚撮ってやっと一枚。


このダムは朝よりお昼くらいが綺麗に見えるダムなのかもしれません。
夏にはもっと太陽が高くなりますから時間は変わると思いますが
2月の陽ざしではこの位でした。


4時間待つ間にパトカーをはじめ、明らかにダムを見に来たわけでは無くて
心配そうに見に来た地元の方、数名。
車が止まっているのにウッドデッキの下にいる私の姿が道路から見えないので。

週末だというのにダムを見にきた方は私の他にカップル一組ともうひとりだけ。
やっぱりこのダムは秘境のダムなんですね。

今度は是非とも見学申し込みをしてから来るぞと心に決め殿山ダム見学は終了しました。