苫田ダム(工事中)見学 その3


ロックフィルのリップラップにはベースの石に比べて一回り大きい岩が
網目模様を作って並べてありました。

地図を見ながらもう一本の主堤体への道を探します。


工事のトラックが付けた土の後をたどっていくと堤体が見える場所に辿り着きました。


主堤体のコンクリート打設は終了している様子です。
警備員ボックスがありましたが誰もいらっしゃいません。
ゲートで塞いであるのでぎりぎりまでお近づきに。


こちらから見ると真中の穴が3ヶ所....。
まだ何か隠している...。

堤高74.0m。
堤頂長225m。
水位維持放流設備にジェットフローゲートではなく引張ラジアルゲートを設置
という事で、いつも放水が見られるかもしれないという期待が湧きます。
ラビリンス型自由越流式非常用洪水吐きはどんな水飛沫を上げて
この堤体を流れ落ちるのでしょう。

PR館を発見できなかったので資料は不足していますが竣工式に
休みが取れたら絶対行ってみたいダムです。
重力式コンクリートの花形になるかもしれません♪


水没区画の人たちの引越しも終わり、洪水調節を主目的とした
多目的ダムは着々と出来上がっていきます。
地元の人に愛されて大切に思ってもらえるダムになって欲しいと思います。

完成がとても楽しみな苫田ダムでした。