寺ヶ池 見学 その1

2005/11/12 更新

大阪府河内長野市にある寺ヶ池。
名前にダムとはついていませんがアースダムです。


同じ名前の池がお隣の大阪狭山市と富田林市にまたがる所にあるので
勘違いされやすいのですがこれは別の池です。

 

 

河内長野市の自然歩道を紹介する
『河内長野自然歩道 テクルートコースガイド』では
こんな風に紹介されています。

寺ヶ池は市内で最大のため池である。
周囲2200m、東西約250m、南北約700mを測定する。
深さはまだそのそこをみないためさだかではないが、一説では28mもあるとされている。
この池が築かれたいきさつは、今の千代田地区は用水に乏しく土地が荒廃していたため、
慶安2年(1649年)上原村の庄屋であった中村與次兵衛(老後祐和)はこれを嘆き
領主本多候に建議して許可を得たうえ遠く滝畑からは水路を導きこの池を増築したものである。
工事は延約40,000人の労役により作業は夜も行われ、ローソクの火で高低勾配を見ながら進めたとの事である。
この結果開発されたのが市村新田である。

一般の方向けにしてはなんだか小難しい書き方ですね。

最近、寺ヶ池周辺は素敵な公園整備が進んだと聞きました。

帰省した折にちょっとバスで行って見ました。

南海高野線の河内長野駅からバスに乗り
5個目の停留所『赤峯』で降車します。

周辺は住宅街です。
バス停『赤峯』は寺が池のダム湖のバックウォーター近くにあります。
堤体は反対側です。


寺ヶ池より最近は総合公園として整備された公園のほうが有名になりました。
ダム湖の西側に公園。南側が散策路。東側に球技場があります。
地域のイベントなどに広く使われている公園です。

公園入り口にはこんな可愛い案内図が立っています。

くりくり緑頭のキャラクターは河内長野市のマスコット、モックルです。
河内長野市の木、楠をイメージしたキャラクターで広報やコミュニティバスなどに登場します。


案内図では道が途切れている書き方なのですが
バックウォーターの部分で戻ってこられるので
ダム湖一周が出来ます。
色んな方向から見て楽しめるダム湖です。


散策路を西から東へ。
右岸についている散策路を堤体に向かって歩きます。
台風が来ていたので空模様が怪しいですが雨は降っていませんでした。
取水塔が木々の間から見えてきました。


バス停から1kmほどで堤体に到着です。
立派な堰堤です。しかし高さが微妙。


天端はきれいに整備されています。
わんこのお散歩、自転車の通行、お散歩する人。
台風が来ているんですが町の人に普段使いされている天端です。