天理ダム見学 その2


右岸から堤体を見ます。
堤体高60.5m。都道府県管理のダムでは一般的サイズです。


天端には旧・国道25号線が通っています。
一瞬の間隙を縫って撮影しました。長さは210mです。

ここは旧道とはいえ国道で、地元の車がひっきりなしに通ります。
天端の前後は急勾配のワインディング。
走り屋が集まるので週末は警察車両が巡回するという道路です。
事故死者があまり多いので幽霊が出ると騒がれるようなダムなのです。
数年前にバラバラ死体が捨てられていた事もありました。

でもはっきり言いまして、幽霊が出るだのなんだと、そんな事に
気を取られていたら自分が死体になってしまいます。
そのくらい路面が荒れて、でこぼこで狭くて減速帯が設置されていて
気を抜いたらダム湖に落ちるという下りを持っている場所なのです。

かくいう私もここを通る時はタコメーターと路面のグリップに集中して
いる事が多く、ダムマニアでありながら、あまりにも身近にあることもあり
堤体をゆっくり見たことはありませんでした。


天端中央から下流を見ます。
減勢工の上にヘアピンカーブ。カーブ途中に橋がかかっています。
このダムは国道と密着しているダムです。


堤体を上から見ても特に異常なんて見当たりません。
普通のダムの風景です。


右岸から監査廊への階段を見ました。
ここから見ても全然異常なんてありません。