立野ダム SWL到達 その1

2024/2/10 更新


令和5年2月4日。
まだ日が昇る前に伊丹空港到着です。

不安な保安検査を一番乗りでクリアして一安心。
出発便の搭乗待ち。

今日、日帰りで向かうのは熊本です。


立野ダム試験湛水ウェルカムWEEKのお知らせ。

苫田ダムがクレスト越流した頃
志津見ダムがクレスト越流した頃
あの大滝ダムでも試験湛水、満水の情報は
外に出ることもなく、越流を虎視眈々と狙っている愛好家は
日々、川の防災情報や建設所の水位情報を頼りに
いつになるのかとハラハラしていたのですが。

時代がほんとに変わったと思います。

試験湛水が地元の観光資源としてここまでしっかりスケジュールされるという事が驚き。


いろんなツアーも用意されていて
この日にぴったりS.W.L.到達できるというコントロールに絶対の自信が
なければこんなことできません。

確かに流水型ダムだし貯水池の容量は1010万m3でコンパクトですが
10年前とはもう次元が違うなと思うことしきりでした。


これはお仕事で現地入りされている方から頂いた2月2日のダム湖。
まだ少し越流高から水面までの距離に余裕がありました。

2月3日20:30過ぎた頃、薄ーく、薄ーく
越流が始まった頃の写真です。

この日からライトアップが行われたのでこんな幻想的な姿が見られたそうですが
そこそこの風雨で現場はめちゃくちゃ寒かったとのこと。


空の上ではずっと雲の海しか見えませんでしたが
特徴的な江津湖で熊本市上空だとわかりました。


新しくきれいになった熊本空港に到着。

ここで、ダムマイスター仲間のみつはし様、よっしー様、SUJUN様と合流。
1週間前に帝都でダムアワードでご一緒していたメンバー。
みんな根性で日帰り熊本決めるべくやってまいりました。

レンタカーに乗って一緒に現場を目指します。
運転はお任せ。
AT車の運転で皆様の命を預かる自信はない。

飛行機、乗れるようになったからあとはレンタカーを借りて
運転できるスキルだけ獲得したら東北のダムもゆっくり回れるのになぁ。


まず移動してきたのは新阿蘇大橋展望所、ヨ・ミュールです。

ヨ・ミュールというのはどこの言語なのかなと思ったら
「よく見える」の熊本弁だったという事でした。


新阿蘇大橋が獲った土木賞のプレートです。


優れた橋に贈られる田中賞も受賞です。


橋脚にプレート発見。
相変わらず橋は難しいので単語の意味が分からないww


たくさんの人が集まっています。
立野ダム試験湛水でここから特別な光景が見られるという事で
ひっきりなしに車がやってきます。


柱状節理の中の竹割型土留工が良い。


試験湛水ウェルカムWEEKですから
ダムカード風フォトフレームもちゃんと設置されていました。


見下ろして目に入るのは熊本地震で大きくずれたけれど
落橋しなかった長陽大橋です。
こちらもしっかり補修されました。

貯水池に半分沈んだ姿を見せているのは
南阿蘇鉄道の第一白川橋梁です。

こちらも長陽大橋と同じく、落橋こそしなかったものの
激しいダメージを受けたので新しく架け替えられたものです。


丁度、巡視船らしきボートが橋をくぐって堤体の方に進んでいきました。


次にやってきたのはお弁当のヒライ。
立野ダムに来たら必ずここでちくわサラダ。


お昼ご飯を確保してやってきました立野マルシェ。
本日はここで堤体見学ツアーの受付や美味しいものの販売が行われます。

立野ダムグッズが手に入るガチャ、大人気で並んだ時にはもう残り僅か。
ということで私は離脱。
遠いところから来てくれた人を優先したい。

というのは、東北からもたくさんお越しになっている方がいらしたからです。
ダムアワードでお会いした方もたくさん。
1週間前には渋谷に集まっていた人たちと
視聴してSNSでコメントをしてくださっていた人たち。
お名前だけは知っている人も声をかけてくださったので名刺交換とご挨拶。


で、ダムのガチャをササっとあきらめて買いにいったのは
こちらの台湾カステラ。
台湾カステラというものを食べたことがなかったのですが
大変美味しいと聞いていたので楽しみにしていたのです。


美味しいものを確保して、見学ツアーの時間待ちの間に写真写真。
試験湛水がこんなにイベント化されるのが嬉しい。


記念撮影する人多数。
ダムファンもまとまって記念撮影。
楽しい。


今、マルシェが開かれている場所は骨材ビンがこんな風に並んでいました。
写真の右側のタンクのような物が骨材ビンです。

骨材ビンが撤去されたのでコンクリート製の平らなスペースができていたのです。


コンクリート打設完了式典の時にはもう骨材ビンが撤去されていて
コンクリートの土台だけになっていました。