滝里ダム 見学 その1

2016/11/11 更新


桂沢ダムを見た後、野花南ダムをちら見しました。
北海道電力様のダムです。

「すっごい濁ってますね…」
「上流に行くともっと酷いですよ」
「今回の台風(T1610)ほんとに酷い台風だったんですね」
「空知川は特にT1609の方もひどかったですし連続しての台風でしたから」
「こんなに濁ったら元に戻るのに数か月かかりそうですね…」
「これから水温も下がり始めますし温度躍層も形成されにくくなるので余計に長引きそうですね」
「・・・(しゅーん)。」

この夏、空知川はホントに大変なことになっていたのです。
でもこれ以上に被害甚大なのが十勝川水系なわけで…
川面をみて気持ちが下向きになる。


2016年8月
いきなり台風が次々と北海道を襲いました。
地面が乾く間もなく次の台風が来る恐怖。


水文水質データベースの速報(暫定)値です。
平成28年8月後半こんなに出水がありました。
空知川ではT1609が大変な降雨であったことがわかります。


空知川の濁度にしゅんとしながら
野花南ダム(北海道電力)の次にやってきたのが滝里ダムです。
ダムも新しいから管理所も新しい。


管理所にダムカードをもらうために入ってたくさんのパネルに驚く。
そしてすっごく綺麗なダム写真が豊富でこれって素晴らしいと喜ぶ。
ちょっと元気回復した。

人が撮った美しい写真は
自分もこの風景を見てみたい
この風景を撮りたい
という気持ちを起こさせ
ダムに足を運ぶ人も増えると思うので。


でも自分は美しい写真よりやはり資料として見られる写真の前で足を止めてしまう。
これはすでに習性。


これはT1610で洪水調節(防災操作)頑張った後のライブカメラ映像。
左岸側の常用洪水吐から放流中です。


この日は一日雨と追いかけっこでした。
でも小雨程度なら見学に支障なし。


説明板の平面図と標準断面図。
川幅広いので常用洪水吐と非常用洪水吐が横並びです。
副ダムも減勢工も別々に確保。


どっしり横長シンメトリーな堤体ですね。
非常用洪水吐はゲートレスクレストで2門。
常用洪水吐は6門装備です。


ダム湖はというと予想通りの濁りです。
仕方ない。
あれだけの豪雨が来たんだから。
下流の町を守り抜いた証です。


水位標をみて吹いたところ。
ど、どこまで目盛つけてるの。
天端高欄まで目盛振ってあるとついそこまで貯めちゃうのかと思ってしまう。