竹原ダム 見学 その2


扉体の隙間から覗くと網場が見えました。


うふうふ云いながら写真を撮っていたら
突然気配もなく背後からおはようございますと声をかけられて飛びあがりました。

ウォーキングで来られていた若い人でした。

どきどきっ どきどきっ
山奥で誰もいないのが当たり前と思いこんでいるダム見学
人と出会うと吃驚することもあります。


下流側を覗き込むと前日の雨で満水になっていたようで
さらさらと綺麗な水紋が。


年季の入った堤体ですから
少しクラックも表面のコンクリートに入っているようで
水紋が乱れたりしているところもあります。


木が茂って陰になってはっきり見えませんでしたが
直下の副ダムの一部だと思います。


その先は床固のコンクリートのようでした。


導流壁はそんなに高くありません。
存在を主張せずにちんまりと備わって仕事をしています。


堤体のほぼ中央の一番推進が深そうなところに
半円柱型の取水塔のバルブ室がありました。
取水塔の周囲に網場が巡らせてあります。


左岸から天端を見通したところです。
高欄は貯水池側も下流側もデザインが同じパラペットタイプ。


ゲートが見える隙間がないかと貯水池横をうろうろしましたが
とにかく木が茂ってい堤体が中々見えません。


足元に注意していないと落っこちそうです。


なんとか一枚、ゲート部分の写真です。
越流部を照らす照明がついています。


戻ってきました。
貯水池はお水満々。
幸せ水位です。


青空に青いスピンドルがぴーんと伸びています。

クレストゲートは訪問時は全開になっていました。
灌漑用水をしっかり貯めなくてはならないシーズンには下ろされて
更にたくさんの水を貯める運用なのかなと思いつつ
次のダムに向けて移動しました。