ダム工学会中部近畿ブロック with Dam☆Night2022
高根第二ダム 公式見学 その1
2022/11/11 更新
ダム工学会中部近畿ブロックによるwith Dam Night at Home+ 2022では
今年のテーマを揚水発電に決定しました。
そこで、中部電力様の揚水発電所を見学させてもらえないかと
ご相談したところ、なんと!!
中部電力様の高根第一ダムと高根第二ダムと高根第一発電所を
見学させていただけるという素晴らしいお話が返ってきまして狂喜乱舞。
狂喜乱舞♪
もうこの一言に尽きる♪
という事で、with Dam Night at Home+ 2022に出演してくださる
ダムマイスター仲間のHisa様と佳様とダム工学会wDN事務局の方々と
わくわくが止まらない状態で到着したのは高根第二ダムです。
右岸直下のこの場所には高根第二発電所があります。
その構内からの撮影になります。
ゲートの中に入れていただくなり、フェンスに張り付いて
御近影を堪能っ。
堤体のほぼ中央のスキージャンプ式洪水吐の足元と減勢池。
ここは垂直で水がすっきり切れるので真っ白コンクリート。
切り立った中空重力式ならではの急な下流面の天端から堤趾まで
綺麗に苔と黴で覆われて風格が増してコントラストがくっきりです。
堤体から少しだけ飛び出しているスキージャンプの端の下は
こんな空間になっていました。
通りたい…。
直下から見上げると近すぎて全く全体を撮れなかったのですが
ご一緒しているHisa様の凄いカメラと佳様の凄いスマホカメラのド広角に
全部お任せするという事で焦りがない。
自分が下手なカメラで頑張る必要ゼロの素晴らしい見学環境に感謝。
中空重力式ダムの特徴である堤体法面の急勾配。
高根第二ダムにおいては上下流面ともに1:0.5です。
堤体内への扉が開きました。ホロー内に入ります。
入ってすぐ、ホローのブロックのつなぎ目で
丸く通路の屋根を形成するとこうなるという独特のアーチ。
中空重力式のホローならではのこの形状。
え、なんかすごく複雑な形状なんですけど。
どういうお役目の設備が設置してあるホローなのかしら。
とりあえずわくわくが止まらないっ。
え…??
な、なに?
いきなり、ホロー内に何か投影されているんですけどっ!!
通路に椅子が並べられてシアター状態なんですけどぉぉぉぉ!!!
隣のホローとの間の丸型通路にプロジェクターがぁ!!
ホンマに
いきなり
ホローグラビティダムがシアターになっちゃったよぉぉぉ!!
中部電力様のこのおもてなし力、凄すぎて泣きそう。
ありがたすぎる。
現在地、No.11ブロックとNo12ブロックの間のホローです。
目の前には発電所への水圧鉄管が走っています。
コンクリートで被覆されていますが。
本日の見学スケジュールをこんな素晴らしい環境で確認です。
中空重力式ダム堤体内上映会♪
本日のスケジュール
高根第二ダム見学
高根第一ダム見学
高根第一発電所見学
となっております。
中空重力式ダムのホロー内部って
入ると心の平静を失うのです。
何度入れていただいてもその空間のあまりのカッコよさに
落着きを失ってあわあわしてしまうのです。
この丸い通路がブロック間を繋いでいます。
シアターになっていたホローから隣のホローに移動します。
こちらもまた天井が高い♪
私の下手な写真ではどうにもならないのですが
上手な人が撮ったらきっと
ここは水晶の中から見ているような六角錐の空間になるはず。
現在地、No.10ブロックとNo11ブロックの間のホローです。
下流側に開口部があります。
何とここは排砂ゲートが設置してあるブロックなのです。
排砂ゲート!!!
ダムの排砂設備、大好き。
自分の中では特に学びを深めたいポイントなので
まさかまさかの排砂ゲート御近影で感動に震えております。