立ヶ畑ダム 見学 その2


そして右下にはダムのスペックが書いてあるんですが
たったこれだけ。

寂しいです。

なぜ寂しいのか。

国内初の重力式アーチ堤体だと思われるのですが
立ヶ畑ダムは重力式として登録されているのです。

>>追記 2004年当時は佐野藤次郎技師の論文等をまだ読んでおらず
曲線重力式と重力式アーチのどちらであるか解かっていませんでしたが
工学会誌の記載で確認しました。
アーチスラストを考慮した設計ではなく立ヶ畑ダムは曲線重力式の堤体です。

でも上流面のあの直線をご覧になったあとに横から見ると…


天端右岸からです。
曲がっていますね。
綺麗な弧を描いていると思います。


下流側を見るとこれまた古風な減勢工なんです。
壁が左右から出ていて迷路のように水が蛇行するようにしてあって
市外地真横に直結している貯水池ならではの工夫が♪
石積みの色合いがたまりません。

この堤体は明治38年に作られています。
当時の最新技術ですね。


堤体左岸から上流面を。
取水塔も城壁にくっついた塔みたいで凄く綺麗でしょ。
さすが神戸。関西で一番お洒落な町。
堤体もお洒落♪


で、どうしてこんなに水位が下がっているかといいますと
現在、上流に石井ダムが建設されているためなのです。
貯水せずに入るお水は全部スルーさせております。
現に見学当日の朝まで雨が降っていて川の水はたっぷりだったのに
堤体はしーんと静まり返っていました。

ちなみに現在建設中の石井ダムは国内でもめずらしい
『レクリエーションダム』です。
完成が待ち遠しいです♪