立梅用水と波多瀬発電所 見学 その5

発電所の表札を見つけました。

その表札のある発電所建屋の壁には
気になるプレートが三つ張り付けられていました。

目の前の高さにあるのがあのT8210で押し寄せた水の高さ。
少し下にあるのは最近の記録です。
平成6年9月29日台風26号。
気象庁の災害をもたらした気象事例でも紹介されている台風です。

そしてずっと上にあったのは伊勢湾台風の時の水位です。
凄まじい高潮被害に加えて台風による死者・行方不明者は戦後最大です。
歴史の古い発電所だから
歴代の出水の被害も記憶しているのです。

見学の最後にヘッドタンクを間近で見せていただきました。

たくさんのお水が
それもとても綺麗な櫛田川のお水が
滔々と流れています。
水田に水が張られるまで毎日水車は回ります。
電気を作ってくれるのです。
◆ ◆

波多瀬発電所見学を終えて立梅用水井堰に戻ってきました。

やった!!
前回は越流していなかったけど今日は越流してる♪
すごい すごい〜♪
綺麗 綺麗〜♪

堤高 5.15m
堤頂長 59.34m
美しい流筏路は幅:3.64m、長さ:28.2mだそうです。

堤体の断面が三角形でなくて
すっとまっすぐ立ちあがるような形なので独特です。

谷積みの石張をじーっと見ているとこんな部分を見つけました。
たぶん仮排水路ですね。
竣工後に閉塞させた後なのかと思われます。

櫛田川のお水をたくさんの人の暮らしのために役立てています。
たくさんのお米が獲れるように願いを込めて造られ
何度も出水で破壊され
その度に場所を変えて造りなおされ
灌漑だけでなく発電もお仕事に加えて
ずっとずっと流域の人の暮らしのために頑張ってきました。

世界かんがい遺産
登録記念物
たくさんの肩書が付きました。
でもそんな立派な肩書を知らなくても
この場所に来たら
こんなに美しい取水堰に会えてよかったと
とても幸せな気持ちになると思います。
ぜひ、この美しい堤体を見に櫛田川に来てほしいと思った
立梅用水井堰でした。
今回の見学のために
たくさんの資料をご用意いただいた
立梅用水土地改良区の皆様
ふるさと屋の皆様、事務局長様
そして怪しい私の身元保証をしてくださった
中部電力・三重水力センターの皆様にお礼を申し上げます。
ありがとうございました。