須川ダム 見学 その3


水道用のダムですから水量の確保は一番大切なのですが
同じくらい気を使うのが水質です。

うまい水♪


奈良市の水道の主要施設を示した図です。
ちょっと色あせているのが惜しいですが。

須川ダムの水は緑ヶ丘浄水場に送水され市内に届けられます。

「あ〜。比奈知も描いてありますね」
「はい。比奈知ダムからの水は木津川浄水場から来ています」
「奈良市水道局の見学会で比奈知ダムを見に行くツアーがありますね」
「はい」
「私、数年前に丁度その見学会の日に偶然、比奈知ダムに行っていまして
見学会のお尻にくっつけてもらって天端側水路に入らせていただいたんですよ」
「ラッキーでしたね」
見学に来ておられた方は奈良の水が三重のダムから貰っているのを少し不思議そうに
感じておられたみたいで印象深かったです」

「(笑)そうでしたか」


そしてこれが一番見たかった説明板。
須川ダム諸元と断面図♪


この図を見ると凄くオーバーハングしているという感じはありません。
ドームアーチと聞くと、つい、天端が下流側にぐっと張り出している形を
思い浮かべてしまいますが少し違うみたいです。


常時満水位がEL194.70mとなっています。
満水になるとゲート下半分が見えなくなる位の水位です。
洪水時満水位というものが設定されていてそれがEL195.34m。

洪水吐はクレストの非常用洪水吐のローラーゲートのみです。
4×1.5mのゲートが4門あります。